節約生活の必需品?家計にやさしいヨーグルトメーカーの使い方を紹介!
ヨーグルトメーカーってご存知ですか?
ヨーグルトと言えばスーパーなどで売られているイメージがありますが、ヨーグルトメーカーがあればご家庭でも作ることができるのです。
しかし、中には
「家でヨーグルトを作るメリットなんてあるの?」
という疑問を持たれる方がいらっしゃるでしょうが、家でヨーグルトを作るメリットは確かにあります。それは、
食費を節約できること
です。家計のやりくりには食費の節約も大事ですよね。ただ、そう言われると
「どのくらい節約できるの?」
という疑問も生じてきますよね。
そこで、その疑問を解消するために今回はヨーグルトメーカーで作るヨーグルトの魅力について紹介します。
ヨーグルトメーカーとは?
ヨーグルトメーカーの存在を知らない人にとっては、次のイメージがあるのではないでしょうか。
「ヨーグルトの種(乳酸菌)を繁殖させてヨーグルトを作っていく」
このイメージは、1990年代にブームとなった「ヨーグルトきのこ」によるものと思われます。
「ヨーグルトきのこ」は繁殖力が高く、大量のヨーグルトの自家生産が可能でありますが、雑菌の繁殖力も侮れず、ヨーグルトそのものが酸味の強いものであり、数年ほどでブームが去っていきました。
そこで、その代用として開発されたのが今回オススメする「牛乳パックのままヨーグルトを作れるヨーグルトメーカー」なのです。
ヨーグルトメーカーの使い方とは?
ヨーグルトメーカーの使い方には、次のイメージをしていただくと理解が早くなります。
ヨーグルトメーカー = 40℃保温機
なぜ40℃保温かと申しますと、乳酸菌が40℃で最も繁殖しやすいためです。40℃は人間の体温に近いですよね。ヨーグルトが人間の身体にいいと言われるのは、そのためなのです。
※40℃の健康的メリットについては、別の記事「ホットヨーグルトで本当に便秘解消効果はあるのか?」で詳しく紹介しております。
では、ヨーグルトメーカーの使い方について下記に紹介します。
ヨーグルトメーカーを使う前に用意するものは、
・市販のヨーグルト80g(無糖無果汁のもの。ブルガリアやビヒダスなどのヨーグルト400gなどから抽出)
・密閉パック4つ(ヨーグルト80gの入るもの)
・牛乳(成分無調整)
・コップ(牛乳100mlが入るもの)
・ヨーグルトメーカー
・かき回す道具(付属品)
・牛乳パック用クリップ
の7点です。
(1) 牛乳を未開封のまま温める
まず、牛乳を未開封のまま電子レンジ600Wで3分30秒程度温めます。
なぜなら、ヨーグルトを牛乳の中に入れたときに乳酸菌をすぐに活動させるためです。冷たいままですと活動速度が遅く、ヨーグルト生成に時間を要してしまいます。
(2) 牛乳を開封して100ml抜く
電子レンジで温めた牛乳を開封し、100ml程度抜きます。(用意したコップに入れます。)
そうしないと、ヨーグルトを入れたときに溢れてこぼれるリスクが生じるためです。
(3) 市販のヨーグルト80gを牛乳に入れる
市販のヨーグルト80gを牛乳に入れて、ヨーグルトメーカーに付属のかき回す道具でよくかき回します。牛乳全体にまんべんなく混ざり合うようにかき回してください。
なお、市販のヨーグルトについては味のないものを選んでください。なぜなら、味のあるものですと、その内容物に化学変化が起こって全体的に味が変わってしまうからです。
また、ドリンクタイプ(R-1)でもヨーグルトメーカーで作れますが、やや高額なために節約には向きません。ドリンクタイプからの作り方が気になる方は、こちらのサイト「ヨーグルトメーカーでR1飲むヨーグルトを激安で作る方法とレシピ紹介」をご覧ください。
残りのヨーグルトを種菌用にして冷凍保存
なお、400gのヨーグルトから80g使用した場合、320g残りますよね。
残りのヨーグルトについては、80gずつ小分けして密閉パックに入れて冷凍保存してください。その冷凍保存したヨーグルトを種菌として2回目以降に使います。
ですから、その分しばらく新品のヨーグルトを買う手間が省けます。
(4) ヨーグルトメーカーに入れる
よくかき回したら、牛乳パック用クリップで密閉してヨーグルトメーカーに入れてください。
牛乳パック用クリップについて、筆者は下記の画像のもの(透明タイプ)を使用しています。これは、百円ショップで購入できます。
ヨーグルトメーカーに牛乳パックを入れたら、次の画像のように蓋をして40℃8時間保温してください。機械によって違う場合があるかもしれませんが、初期設定で40℃8時間になっているものが多いです。
筆者の使用しているものは、スイッチON一つ押すだけで40℃8時間保温されます。8時間経過したら自動的に消えます。
なお、保温時間が長すぎると酸味が強くなる可能性がありますので、保温8時間について十分考慮して計画されることが望ましいです。
筆者の経験では不注意で入れっぱなしにしてしまい2時間超過したことがありましたが、そこまで酸味は強くありませんでした。ある程度の超過なら支障はないのかもしれません。
(5) 冷蔵庫に入れる
保温8時間が完了しましたら、冷蔵庫に入れてください。
冷蔵庫に入れて数時間経てば、出来上がりです。具体的な時間は定かでありませんが、3時間程度と思われます。ヨーグルト全体が完全に冷えれば、固まってきます。
なお、出来上がったヨーグルトを食べて半分以下の残量になってきましたら、牛乳パックの上半分を切って下記のシリコン蓋で閉じて冷蔵庫に保管することをオススメします。
なぜなら、半分以下の残量ではヨーグルトが上からすくいにくくなるからです。
それには別の容器に保管するという方法も考えられますが、移し替える際に雑菌の量が増えるため、牛乳パックのまま保管する方が衛生的です。それには、このシリコン蓋が必要です。
そのため、牛乳パックで製造するタイプのヨーグルトメーカーをお買い求めの際には、このシリコン蓋もセットで購入しておきましょう。
ヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトの味は?
ヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトは、味は種菌で使ったヨーグルト(市販のヨーグルト)の味と変わりません。
「ヨーグルトきのこ」と同様に雑菌への懸念もありますが、市販のヨーグルトを次の条件で保存していれば支障はありません。
・未開封状態
・1度開封後、冷凍保存1ヶ月以内
さらに、牛乳パック内でかき回す前に、かき回す道具を熱湯消毒しておく必要もあります。
ただ、ヨーグルト生産工場のような無菌環境はご家庭で実現不可能ですので、雑菌の入り込む余地をなくすことはできません。
それでも筆者の経験では毎日腸の調子が絶好調で、味覚にも満足していますし、雑菌のことは全く気になりません。普段から室内の空気を吸っていて生活に支障のない人なら問題ないでしょう。
ヨーグルトメーカーを使うとどれくらい節約できるのか?
では、ヨーグルトメーカーでの生活と新品のヨーグルトを買い続ける生活とでどちらがお得か比較してみましょう。
比較の前提に
・1日にヨーグルトを200g摂取する
・25日間毎日ヨーグルトを食べる(400gヨーグルトをヨーグルトメーカーによりすべて消費するまで25日かかりますので、その日を1周期として計算します。)
・ヨーグルトの価格 180円/400g
・牛乳の価格 200円/1,000ml
という条件を設定して計算すると、次の表のとおりとなります。
25日 合計 |
計算の概要 | |
ヨーグルトメーカー生活 | 1,180円 | 製造1回目:180円+200円 製造2回目以降:200円×購入4回 (1回目のみ、ヨーグルト代+牛乳代) (2回目~5回目:牛乳代のみ) |
新品ヨーグルト生活 | 2,160円 | 180円×購入12回(ヨーグルト代のみ) |
すると、
ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作る方が25日当たり約1,000円お得
ということが判明しました。1年に換算すれば14,600円もの差が開きます。
なお、ヨーグルトメーカーの価格自体は2,000~3,000円程度のものですので、2~3カ月で元がとれます。
ヨーグルトメーカーで節約して家計を助けよう!
ここまでヨーグルトメーカーで作るヨーグルトの魅力について紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作っていけば、毎回新品のヨーグルトを買い続けるより25日当たり約1,000円もお得になるということについてご理解いただけたでしょうか。
新品より味が劣るということはありませんし、衛生面でも支障のあるものではないのでデメリットがほとんどありません。
デメリットがあるとすれば作る手間について言えますが、ヨーグルトメーカーに入れるまでの15分程度の時間だけで、それ以降は保存場所を変えるくらいです。
これからは、ヨーグルトメーカーで節約生活をして年間14,000円以上のご褒美をゲットしてみてはいかがでしょうか!?
なお、筆者の使用しているヨーグルトメーカーは下記のもので、税込2,190円で販売されています。甘酒なども作ることが可能な製品でありますが、口コミによると「ヨーグルト専用で使うならコスパが高い!」との満足の声が多いです。
筆者が購入してしばらく経つと、もっと安くて税込1,943円で販売されているものが見受けられました。それは次のものです。人気が高いようですのでオススメします!