仕事中に「辛い」や「辞めたい」が出たら危険のサイン?安全に前に進む方法を紹介!
あなたは普段仕事をしていると、
・「働くのがイヤだ・・・」
・「日曜日の夜がゆううつになる・・・」
・「人生が仕事に潰される・・・」
などと、日ごろ思うことはありませんか?
そう思った場合、一旦立ち止まってみてください。あなたの今取り組んでいる仕事って何のために行うものなのでしょうか。
一般的には、例えば、
・「お金を稼ぐため」
・「食べていくため」
・「家族を養うため」
などが挙げられると思います。ただ、あなたがもし急に病気やケガ、災難などに襲われたとしたら、それでも仕事を続けようと思いますか?
続けたいと思わない場合は、今お持ちの目的が仕事に合っていないと考えられます。
そこで、そのような場合に効く道具を紹介します。それは、
「やりがいを見出す」
です。この道具を使うと、どんな状況に陥ったとしても人生へのモチベーションを持続することができます。
では、「やりがいを見出す」という道具について詳しく紹介します。
「やりがいを見出す」とは?
あなたが「やりがい」を感じるものは、どんなものですか?
例えば、プラモデルやパズルを作るのにやりがいを感じる方はいらっしゃいますよね。ただ、その「やりがい」さえ見出せない人が多くいるのも否定できない事実であり、意外に難しいものです。
そこで、「やりがい」を見出すためのお助けアイテムを次に紹介します。
基本概念:コントラフリーローディング効果
この道具は、コントラフリーローディング効果という心理傾向を基本概念としています。コントラフリーローディング効果とは苦労して得たものに高い価値を感じることであり、人間の脳の性質によるものです。
英語で「contrafreeloading」という綴りで、この文字を分解すると、
「contra」(反)+「freeload」(求める)+「ing」(名詞形の接尾語)
という構成となり、直訳すれば「求めることに反する行動」になりますが、実は動物の行動に関する概念なのです。
動物の実験と言えばネズミの実験が多いものですが、まさにそのネズミを使って実験を行った結果からその名が付けられました。その実験とは、次の内容です。
「ボタンを押せばエサが出てくる」装置を仕掛けたところ、ネズミは試行錯誤を繰り返して、その仕組みを学習しました。
その後に「ボタンを押さなくてもエサが出てくる」装置に変えると、それでもネズミはボタンを押してエサを得ることを続けました。
これは、動物共通の習性として考察され、人間の行動にも応用できるものと考えられているのです。
1億円を得た場合で仮想検証
では、コントラフリーローディング効果を仮想体験してみましょう。
例えば、あなたは1億円を得たとします。
例題1:その1億円を宝くじで得た場合は、何に使いますか?
・大きな家
・高級車
・宝石
などでしょうか。中には貯金や寄付という方もいらっしゃるかもしれませんが。
例題2:10年働いて得た場合は、いかがでしょうか?
やはり、大きな家、高級車、宝石などに使いますでしょうか。いや、そんなこともないのでは?
このように比較していただくと何かが見えてくるはずです。大方の傾向としては、
・宝くじで得た場合:あまり貯金しようとせず、すぐに使ってしまおうという考えが生じやすいです。
・10年働いて得た場合:比較的に貯金の余地を残そうという考えが生じやすいです。
つまり、10年働いたからにはそれなりに苦労があり、苦労により得た成果に高い価値を感じます。それがコントラフリーローディング効果です。
「やりがい」の見出し方
以上のことから、苦労により得た成果に高い価値を感じることについてご理解いただけたことかと思います。そこから「やりがい」を見出すことが可能です。それには、苦労により得た成果を「お金」にではなく、「お金以外のもの」に設定することです。
そこで、質問です。あなたにとって、今の仕事をして得られる「お金以外のもの」って何ですか?
・仲間、友情、愛情
・経験
・知識やスキル、資格
といったものが挙げられるでしょうか。
では、それに対して、あなたはどんな気持ちになりますか?
それは、
・心の底から喜べる楽しさ
・貢献感
・他人から信頼されている感覚
などが感じられるものでしょうか。
「取り組んでみると夢中になってしまい、時間が経過するのも忘れてしまう」ほどのものが、その答えになります。それを大事にすると、人生へのモチベーションを持続することができると考えられます。
心の底から喜びを見出して人生を謳歌しよう!
ここまで「やりがいを見出す」という道具について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
「やりがいを見出す」方法は、
苦労により得た成果を「お金以外のもの」に設定すること
で可能です。なぜなら、お金は生きる手段の一つであって、目的ではないからです。お金を目的にしてしまうと、
「お金に支配された人生」
「お金に支配された私」
「お金の奴隷」
として生きることになり、どこかで苦しくなるはずです。例えば、お金を失ったときや奪われたとき、他人より収入が少ないとき、など。
「お金以外のもの」には、
・心の底から喜べる楽しさ
・貢献感
・他人から信頼されている感覚
などを感じさせるものにして、心の底から喜びを見出して人生を謳歌しようではありませんか!?そのために、「やりがいを見出す」という道具を積極的に使ってみてください!