生きる意味がわからない場合はどうする?哲学者の考え方をヒントに紹介!
会社などで一生懸命働いていると、
・残業や休日出勤が多い
・人間関係で辛い思いをする
・人生そのものが苦痛
などを感じて、往々にして「何のために生きているんだろう?」って思うことはありませんか?
欅坂46の『サイレントマジョリティー』の歌詞の中にも「僕らは何のために生まれたのか」という言葉が出てきますね。ECHOES OF YOUTHの歌にも『恋するために生まれた』というものがあります。
生きているのはいったい何のためなんでしょうか、答えが出てこないものですね。答えが出るとしても、次のようなものでしょうか。
・食べていくため
・誰かを守るため
・したいことをするため
しかし、これらって答えでしょうか?それらができない場合を想像してみると、答えではないことがわかるでしょう。
そこで、そんなときに使える道具を紹介します。それは、
「生きる意味を自分で設定する」
です。この道具を使うと、迷うことなく生きることができます。
では、「生きる意味を自分で設定する」という道具について詳しく紹介します。
「生きる意味を自分で設定する」とは?
あなたは、生きる意味とは何だと思いますか?
わからないのが正解です。間違っていません。それを私たちは往々にして「〇〇の事実は人生において〇〇の意味があるかもしれない」と捉えがちになることがあります。その捉え方は、妄想でしかありません。
妄想してしまわないために、「生きる意味を自分で設定する」という道具が必要になってきます。
根本思想:サルトルの「実存は本質に先立つ」
この道具は、フランスの哲学者サルトルの「実存は本質に先立つ」という考え方を根本思想としています。
「実存は本質に先立つ」こそが、そのまま「生きる意味を自分で設定する」という意味です。「実存」とは「存在」のことで、「本質」とは「目的」です。
モノの場合は、「目的」ありきで「存在」するものですよね。モノは人間が便利に生きるために作られるものですから。例えば、ペーパーナイフは紙を切る「目的」で製造されて「存在」しています。「目的」がなければ製造されるものではありません。
このように、モノの場合は「目的」が「存在」より先にくるので、「本質は実存に先立つ」という言い方になります。
では、人間の場合もモノの場合と同じでしょうか?同じだとすると人間が生まれたときに「目的」まで成立しているということになります。しかし、実際に「目的」は成立しようがなく、ただ「存在」しているだけですよね。
このように、人間の場合は「存在」が「目的」より先にくるので、「実存は本質に先立つ」という言い方になります。人間は生まれた後には心身ともに成長し、環境も変化し、その中で「目的」については自分で設定することができます。
生きる意味を設定した上で生きてみよう!
ここまで「生きる意味を自分で設定する」という道具について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
「人生に意味がある」と思うと、結局何を求めて生きようとしているのかわからなくなってしまいます。周囲の意見やメディアなどに惑わされて、「何のために生きているんだろう?」というセリフが往々にして出てきてしまうものなのです。
そのセリフが出てくる際には、是非「生きる意味を自分で設定する」という道具を使うべきです。周囲の意見やメディアなどに惑わされて設定させられた生きる意味などを捨ててしまいしょう。
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