なかなか有言実行できない原因とは?誘惑や欲望を断ち切る方法を紹介!

自分の思ったとおりに事が進まず頭を抱えるほどに悩む人「思ったとおりのことをする」って、簡単なようでなかなかできないものですよね。

例えば、「明日からダイエットするぞ!」と思っていても、結局それまでと同じことを繰り返す生活に戻ってしまうことがありませんか?

いくら頭の中で強く「理想の自分」を描いていても、不思議なことに「元の自分」に戻ってしまうものです。どうにかして「理想の自分」に向かっていきたいですよね。

そんなときに役に立つのが、

「自分会議」

という道具です。この道具を使えば、「理想の自分」に近づいていくことができます。

そこで、今回は「自分会議」という道具の使い方について紹介します。

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「自分会議」とは?

自分の中で複数のセルフトークを投げて意思決定を行う「自分会議」と言えば何となく想像つくものと思われますが、心の中の複数の自分同士でコミュニケーションをとることです。

そう申しますと、

「心の中の複数の自分? 意味不明。」

というツッコミもあるでしょう。

では、次のことを考えてみてください。ダイエットしようと思いながらも、なぜ甘い物を食べてしまうのでしょうか?

その心の中には、

・「ダイエットするぞ!」という自分A
・「甘い物を食べるぞ!」という自分B

の2人が存在し、自分Bの意志を優先しているものと考えられます。しかし、自分Aの意志の方が本音のはずです。ということは、自分Bの力の方が強いと言えます。

これが「心の中の複数の自分」が存在している状況でありますが、このままでは意志よりも欲望を優先することになってしまいます。このことが「思ったとおりのことをすること」を妨害する原因と考えられます。

そこで、「自分会議」を使って欲望を断ち切る必要があるというわけです。

鈴木進介氏の「じぶん会議」とは異なる?

ちなみに「自分会議」をネットでキーワード検索してみると、『1日10分 「じぶん会議」のすすめ』という鈴木進介氏の著書が抽出されます。

しかし、この記事で言う「自分会議」はその著書を根本思想としているものではなく、ベースは別の著書にあります。その著書については後述します。

なお、ついでですから、鈴木進介氏の「じぶん会議」について調べてみました。

彼は「複数の意志の中から本当にやりたいことを抽出する」という考え方を提唱しているようです。しかし、今回記事で取り上げる「自分会議」はそれではなく、自然発生的に浮上して来る感情を断ち切る」という意味合で提唱しております。

この違いを表でまとめてみると次のとおりです。

「自分会議」の対立構造 「自分会議」の議題例
鈴木進介氏 意志 VS 意志 「勉強もやりたいけどスポーツもやりたい。では、本当にやりたいことは?」
当方の記事 意志 VS 感情 「勉強をやりたいけど、怠け心に負けて遊んでしまう。どうしたらいい?」

なお、この議題のどちらが良い悪いということではなく、扱うテーマが異なる点でご注目いただきたく存じます。

参考までに、鈴木進介氏の著書を購入できるサイトを下記に貼り付けておきます。

「自分会議」の方法とは?

会話する方法を例に書き出して考えてみるでは、「自分会議」の方法について具体的に紹介していきましょう。

ダイエットの場合

ダイエットの場合は、どうしても食材の味や香りからの誘惑に負けて、つい食べてしまうものです。

その場合に、「自分会議」を使うと次のようになります。

自分A:「ダイエットするぞ!」
自分B:「でも、ケーキも食べたいな!」
あなた:「両者の言い分はわかりました。その目的は何でしょうか?
自分A:「見た目を良くすることと不健康からの回避。」
自分B:「味覚を満たすこと。」
あなた:「味覚を満たしても、不健康では生命にかかわる。ゆえにAの意見を採用しよう!」

このように「自分会議」に3人登場させ、あなたが議長になることで、本来導くべき結論へ導くことができます。

おそらく、甘い物の誘惑に負け続けてダイエットに失敗した方は、自身の中でこれまで議長が存在せず、自分Bの独断(五感からの誘惑)で決められてしまっていたのではないでしょうか?

緊張する場面の場合

緊張する場面では「失敗したらどうしよう」とネガティブな気持ちになりますよね。それこそがセルフトークと呼ばれるものです。そのような場面でも「自分会議」が役に立ちます。

人前のスピーチを例にして「自分会議」を開くと、次のようになります。

自分A:「人前で素晴らしいスピーチをするぞ!」
自分B:「でも、失敗したらどうするの?」
あなた:「Bは何を気にしているのですか?」
自分B:「下手なことを言って恥をかくこと」
あなた:「恥をかいたらどうなるんですか?」
自分B:「次に人に会うときに合わせる顔がない。」
あなた:「Bは自分目線ですね。Aはどう思う?
自分A:「恥より聞き手の心にどう響くかという問題が大きいかと。」

このように「自分会議」を開いてみると不安な点や問題を整理することができますので、整理できれば緊張する原因もなくなります。

このことから、緊張するのは複数の自分と議論をしていないからと言えます。

そもそも、恥をかくことを気にすると、自分目線での見方により狭い視野になりがちで好ましくない結論に陥りやすいです。ですから、「他人からどう見られるか」ということより他人の心にどう響くか」という点に重きを置くことが望ましいものと考えられます。

そういう意味でも「自分会議」を開くことで、見えなかった面が見えるようになるのではないでしょうか。

基本概念:セルフトーク・テクニック

セルフトークのテクニックを教えてくれる本から学べることは多いこの道具は、メンタルトレーナー・田中ウルヴェ京氏のセルフトーク・テクニックを基本概念としています。

田中ウルヴェ京氏はソウル五輪のシンクロ・デュエット部門で銅メダルを獲得し、引退後にはメンタルトレーナーとして活躍されています。これまで多くの講演を行われ、中でも彼女の著書『「最高の自分」を引き出すセルフトーク・テクニック』はアスリートに限らず、誰にとっても参考になるメンタル強化術が披露されています。

相反する二種類のセルフトーク

今回の記事のテーマ「自分会議」は、『「最高の自分」を引き出すセルフトーク・テクニック』に紹介されている内容の中の「相反する二種類のセルフトーク」をベースに置いております。それについて、著書には次のように記述されています。

私たちの心の中では、相反する二種類のセルフトークが飛び交っている
(中略)
それは「強気」と「弱気」。

※引用元:『「最高の自分」を引き出すセルフトーク・テクニック』(田中ウルヴェ京・著)167頁より

私たちの心の中にはポジティブな面とネガティブな面の両面が存在するもので、それを田中ウルヴェ京氏は「強気と弱気」として表現されています。

上記の例で紹介したダイエットで言えば「ダイエットで痩せられる!」という心が「強気」で、「ダイエットより甘い物を食べたい。」という心が「弱気」と言えるでしょう。

そこで、田中ウルヴェ京氏はセルフトーク・テクニックの必要性を提唱しています。

「何を感じたか」を把握すること

何を感じたかについて把握することで思考を整理することができる脳感覚田中ウルヴェ京氏はセルフトーク・テクニックで最重要な点について次のように述べています。

セルフトーク・テクニックにとっていちばん重要なのは、「何を感じたか」という点です。
(中略)
その感じ方には、自分の「思い込みのクセ」という個性が出る。

※引用元:『「最高の自分」を引き出すセルフトーク・テクニック』(田中ウルヴェ京・著)30頁より

このことについて、ダイエットの例で言えば、

・「他人から言われたこと」
・「自分の身体を鏡で見た印象」
・「食欲」

などが「何を感じたか」を得られる機会となり、そこからセルフトークを行うと「ダイエットしているけど痩せられないのは、意志が弱いからなのかな」という「思い込みのクセ」を発見できるようなことです。

そこで、田中ウルヴェ京氏は「意志が弱い」と思ったら、次のことを実行することについて提唱しています。

「これが自分にとって得だと思うか?」と問うこと

田中ウルヴェ京氏は次のことを著書の中で勧めています。

思い込みを本人に示して、「これが自分にとって得だと思うか?」と問いはじめれば、
(中略)
「こんな思い込みによって得をすることは何もない」と気づくはず。

※引用元:『「最高の自分」を引き出すセルフトーク・テクニック』(田中ウルヴェ京・著)48頁~50頁より

このことを上述のダイエットの例で言えば、「“意志が弱い”と思い込むことは、自分にとって得だと思うか?」と問うことです。

すると、「何の得もしない」と判断でき、無駄な思い込みをなくすことができます。

ただ、そう申しますと、

「人間、そんなに打算的に行動しないのでは?」

というツッコミもありそうですが、人間には損失回避の心理傾向に基づいて行動をとることが多いという事実がありますから、この考え方は本当に重要です。

したがって、このような方法で「無駄な思い込み」をなくしていけば、次の行動への切り替えも速くなっていくのではないでしょうか?

「自分会議」を開いて脳の中をきれいにしよう!

思考を整理して脳をきれいにすると人生が楽しくなる考え方ここまで「自分会議」という道具の使い方について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

意志は感情の力に屈しやすいものですが、「自分会議」を開いて意志と感情の力のバランスを整えることは大切なことです。

それには、複数の自分を「自分会議」に登場させ、あなたが議長となり、そこから本来導くべき結論につなげる必要があります。

本来導くべき結論につなげるには、

・意志を折ったらどんなデメリットが発生するか
・意志は他人の心にも響くものであるのか

の2点が重要と考えられますので、参考にしていただければ幸いです。

これからは、感情に負けそうなときには是非「自分会議」を開いて脳の中をきれいにしていきましょう!

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