「ワクワクすることがない人生」から脱出する2つの方法とは?
「毎日、家と職場の往復だけで何の楽しみもない。」と思って悩んでいませんか?
確かに、家と職場を往復するだけの人生ほどつまらないものはありません。
そんな、つまらなく感じているあなたのために解決のヒントがあります。
そこで今回は、「ワクワクすることがない人生」から脱出する2つの方法について紹介します。
「ワクワクすることがない」2つの原因とは?
「ワクワクすることがない」原因には次の2つのものが考えられます。
(1) よく人を観察していない
まず、「ワクワクすることがない」人はよく人を観察していません。
と申しますのは、「ワクワク」は他人の影響により生じるものだからです。
例えば、ピアニストの素敵な演奏を聴いて「ワクワク」の生まれる人はいます。
「自分もピアノを演奏してみたい」という意欲が生まれるからです。
ところが、人を観察していない人にはその機会がないので「ワクワク」の生じようがありません。
(2) やりたいことが多すぎて決められない
やりたいことが多すぎて決められない人も「ワクワクすることがない」状態です。「あれもこれもやりたいんだけど、時間がないからできない」と言い訳しながら人生を終えていくのです。
これは心理学用語で「選択肢過多効果」と呼ばれる心理傾向(別の記事でも紹介)で、「選択肢が多いとかえって何も選ばない」という状態に陥る現象です。
やりたいことをリストアップすること自体を楽しんでいるリストアップコレクターと言ってもいいでしょう。
リストアップコレクターはリストアップに満足してしまい、実行しようとしないのです。
実行しなければ妄想でしかなく、低刺激の快感しか得られないので「ワクワクすることがない」症状になるのも当然ですね。
「ワクワクすることがない人生」から脱出する2つの方法とは?
以上の原因を踏まえれば、「ワクワクすることがない人生」から脱出する方法は自ずとご理解いただけるのではないでしょうか。
方法は次の2つです。
(1) 有名人の活躍に触れる
有名人の活躍ぶりを見ていると、あなたの心が何かを感じ取るはずです。
例えば、プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手のプレーを見て「私もゴルフを始めようかな」と思う人もいらっしゃるはずです。
それは自然なことです。
と申しますのは、人は他人の真似をして学ぶ習性のある動物だからです。
カッコいいものや美しいものを見たら、その再現をしたくなるのは人間として当然のことです。
再現可能性が高く見込めるときに「ワクワク」を感じるようになります。
・「you tube」で何かを披露している人の動画を見る
・催しもの(コンサートや講演会など)に参加する
などの機会を利用して、色々なパフォーマンスを見て楽しんでいただくことをオススメします。
(2)「今やること」を決める
リストアップコレクターは、「今やること」を決めることで「ワクワクすることがない」から脱出することができます。
リストアップコレクターはリストアップで満足してしまい、その先の目標を設定しようとしません。
リストアップは何のためでしょうか?
効率的に実行するためですよね。実行しなければ何の意味もありません。
どうせ何を実行するにしても失敗して当然なのですから、失敗を覚悟して「今やること」を思い切って決めてみてはいかがでしょうか。
「やりたいことリスト」は逆効果
映画『最高の人生の見つけ方』による影響で世間では「やりたいことリスト」というものが流行していますが、「やりたいことリスト」は優柔不断な方には逆効果です。(別の記事でも少し紹介)
なぜなら、どれから始めればいいかわからず、行動に移せないからです。これも先述の「選択肢過多効果」によるものです。
「“本当にやりたいこと” が見つかる手段」として期待されているのかもしれませんが、これには心理的なウラがあります。
「“本当にやりたいこと” が見つからない」というのは、実は現実逃避したいだけであり、その手段として「仮に “本当にやりたいこと” が別にある」と妄想している状態なのです。
「やりたいことリスト」を作る時間があるのなら、「今やること」を決めた方が圧倒的に早いです。
そもそも、人生そんなに多くやれるほど無限に時間があるわけではありません。急に不治の病に倒れたら「やりたいことリスト」はただの落書きと化します。
そもそも「ワクワクする」の意味とは?
そもそも「ワクワクする」の意味がよくわからないですよね。
せっかくの機会ですから、ここで確認しておきましょう。
多くの辞典によれば、次の意味のようです。
期待感で心が落ち着かない状態。
ここで、1つキーワードっぽい言葉が出てきましたね。
「期待感」
あなたはどんなものに「期待感」を抱きますか?
・おいしい食べ物
・楽しめる趣味や仕事
などでしょうか。
「期待感」には、いくつか要素として考えられるものがあります。次の3つのものです。
(1) 未知数の部分がある
必ず起こることに「期待感」はありません。
宝くじを10枚買って必ず300円当たることに「期待感」を抱く人はいないでしょう。宝くじの「期待感」は、「運が良ければ1億円が当たるかもしれない」という未知数の部分があればこそです。
「期待感」には、未知数の部分が必ずあるものです。
(2) 期待対象への具体的なイメージがある
期待対象へのイメージが抽象的ですと「ワクワクする」とはなりません。
「宝くじで何かが当たる」という抽象的なイメージでは「ワクワク」しませんよね。宝くじへの「期待感」は、「1億円が当たる」という具体的なイメージがあればこそです。
「期待感」には、期待対象への具体的なイメージも必ずあるものです。
(3) 実現可能性がある
実現可能性がなければ「ワクワク」しないものです。
100円しか当たらない宝くじに誰も「ワクワク」しませんよね。宝くじへの「期待感」は、「1億円が当たるかもしれない」という実現可能性があればこそです。
実現可能性も「期待感」には必要不可欠です。
今まで触れなかった世界に触れて「ワクワク」を沢山手に入れよう!
ここまで「ワクワクすることがない人生」から脱出する2つの方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
紹介しました2つの方法は次のものです。
(1) 有名人の活躍に触れる
(2)「今やること」を決める
このことから、今まで触れてこなかった世界に触れることで「ワクワク」が手に入ると言えます。
妄想程度では低刺激であるがゆえに大して「ワクワク」しませんが、実際に行動に移せば勝手に「ワクワク」は増えていきます。
これからは視野と行動範囲を広げて「ワクワクすることがない人生」から脱出する機会を図ってみてはいかがでしょうか。