自己嫌悪や後悔の多い人必見!無駄な悩みで時間を過ごすのを卒業する方法とは?
どうにもならない悩みってありますよね。
例えば、「小学生のときにもっと勉強すればよかった」という後悔。この悩みはどうにもなりません。タイムマシーンでも発明して過去に戻れるのなら別ですが。
このような、どうにもならない悩みにとらわれずに済む道具を紹介します。それは、
「今できることをする」
です。そこで今回は、「今できることをする」という道具について詳しく紹介します。
なぜ「今できることをする」と無駄な悩みを減らせるのか?
例えば、あなたが仕事で失敗をしたとします。そのとき「自分は仕事のできない人間だ」と自己嫌悪に陥り、失敗後の対応を怠ってしまうものです。失敗後にも更なる災難が襲いかかってくるリスクもあるにもかかわらず。
失敗した自分に落胆している心理状況では、更なるリスクなど気にも留めなくなるのです。
そこで常日頃「今できることをする」意識を持ち続けることにより、たとえ失敗したとしても失敗した自分に落胆することなく「今できることは何か?」と前向きに自問し、前へ進むことができます。
更なるリスクを回避することにつながり、結果的に無駄な悩みを減らすことになるのです。
「今できることをする」はどんな悩みに有効か?
「今できることをする」は、次の場合に有効です。
成果が上がらない場合
どんなに努力をしても成果が上がらない場合では、
・「自分は能力ないのかな」
・「自分は間違っているのかな」
などと感じるものであり、次にとるべき行動を妨害します。
この場合に「今できることをする」ことで、行動を妨害する感情を排除することができます。妨害する感情がなければ、迅速かつ適切に対応を進めることができます。
余計な一言を言われる場合
余計な一言を言われる場合にも「今できることをする」で対応できます。
どんな乱暴な言い方をされたにせよ、主張の意図が何らかあるはずです。主張の意図こそが「今できることをする」ための材料となります。
「こんなこともわからないの?バカだな」という言葉にも主張の意図があります。虚仮にする意図ではなく、理解を要求する意図です。「不勉強で認識不足でした。覚えておきます。」と言って理解する姿勢を示しておけば、相手はそれ以上何も言いません。
言葉尻をそのまま捉えるのではなく、意図を読んで「今できることをする」姿勢をとれば、口喧嘩や愚痴を言うなどの無駄な時間を過ごさなくて済みます。
損をした気分になる場合
損をした気分になった場合でも有効です。
例えば、不労所得で金持ちになった人の話を聞いて「一生懸命働くのはバカみたいだ」と思ったような場合。
この場合で「今できること」は何だと思いますか?
・不労所得の方法を根掘り葉掘り聞いて模倣する
・話を聞かなかったことにして、再び労働に打ち込む
のどちらかに決めれば、損をした気分になりません。「今できることをする」には無駄な損得勘定を回避する効果もあるのです。
損をした気分で苦しむ時間が一番損です。
根本思想:「影響の輪」(『7つの習慣』より)
この道具は、『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィー博士による「影響の輪」を根本思想としております。
コヴィー博士は人の関心事を「関心の輪」と捉え、その中でも自分の言動でどうにかなるものを「影響の輪」とし、関心を「影響の輪」に分類できるものに向けるのが望ましいと主張しました。
以下のコヴィー博士の『7つの習慣』は、人生生きていく中で生きやすくなる知恵の宝庫と言えるのでオススメです。
分厚い本が苦手な方は、以下の漫画版から入っていくとエッセンスだけでも理解しやすいのでオススメです。
「影響の輪」に分類されるもの
「影響の輪」に分類されるものには、
・仕事
・勉強
・家事
・食事
などが挙げられます。「〇〇している」という進行形でできる作業が「影響の輪」に分類できると言えます。
「影響の輪」に分類されないもの
反対に「影響の輪」に分類されないものには、
・天変地異
・過去
・結果
・他人の言動
・他人の人生
などが挙げられます。これらは、あなたの力ではどうにもならないものです。
今できることをして悩み事の“ダイエット”をしよう!
ここまで「今できることをする」という道具について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
あらゆる悩みには、
・自分の行動次第でどうにかなるもの
・自分の行動ではどうにもならないもの
の2つが存在します。前者のことを『7つの習慣』では「影響の輪」と表現され、これにエネルギーを注ぐことで人生生きやすくなると考えられています。
「今できること」は「影響の輪」です。これからは、「今できることをする」ことで “悩み事ダイエット” を心がけみてはいかがでしょうか。