「日大危険タックル問題」から学べるパワハラの対策の方法とは?

危険タックル問題は監督コーチ選手におけるコミュニケーション不足によるものではないあなたは、日大危険タックル問題についてどのように思われたでしょうか?

日大危険タックル問題とは、2018年5月6日、アメフトの試合で日大の選手が関学の選手に対して危険タックルを行い、その後の大学の対応について問われた問題のことです。

加害者の宮川選手が謝罪会見を行い、その誠意は認められたものの、日大の対応が後手に回り、組織の質が問われる形となりました。

宮川選手の加害行為の背景にはパワハラ問題があり、同選手は監督・コーチからの再三に渡る強要により、あのような危険タックルを実行に移してしまいました。

今回は、日大危険タックル問題から学べるパワハラの対策の仕方について紹介します。

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なぜ日大危険タックル問題が大きな問題になったのか?

多くのメディアに取り上げられるほど話題性が高い取材日大危険タックル問題は単なるパワハラ問題で済めば、アメフト部内部の問題として処理する程度で抑えられたと考えられますが、

パワハラ → 監督の指示を実行 → 監督の指示をなかったことにする動き 

という流れで大学全体レベルの問題にまで発展していきました。

なぜそのように大きな問題になっていったのか?その理由について下記のとおり整理してみました。

(1) 選手への責任転嫁

まず、第一の理由として挙げられるのが「選手への責任転嫁」です。

内田前監督の立場で考えてみれば、タックルの指示をした」という事実を認めると大学での職を失う可能性が高いですので、警察や調査機関から証拠を突き付けられない限りは同事実を認めることはないでしょう。

しかし、そのことにより、

「加害者の宮川選手が自らの判断でタックルした」

という事実に捻じ曲げられ、傷害罪の刑を受ける可能性があるのは宮川選手のみということになります。

事実を捻じ曲げることにより、罪責について監督は免れ、学生のみに負わせるという、教育者らしからぬ組織の体質に非難の嵐を呼び込みました。

(2) 内田前監督への擁護

第二の理由として、大学が内田前監督を擁護したことが挙げられます。

会見で内田前監督がタックルの指示について否定した後に、その動きが出てきました。この動きこそが大炎上の源と考えられます。

内田前監督の会見の後、大学広報部は次のように弁解しました。

「つぶせ」は「思い切って当たれ」の意味。
コミュニケーション不足による誤解。

この弁解を言い換えれば、「宮川選手は指示を誤解した」ということになります。

しかし、これには大学の“ある意図”が見えます。それは、

内田前監督が日大の首脳でもあること

です。内田前監督は日大の常任理事と人事部長も兼任しており、田中理事長の次に偉い立場であります。会社であれば副社長のような存在と言えるでしょう。

そのような存在に対して、大学は強気に処分の方向に動くことができないのです。そのため、宮川選手より内田前監督を擁護する姿勢をとるのです。

しかし、大学のあり方としては良からぬ姿勢として、組織上に問題があるものとして今回の事件を機に注目される形となりました。

事実を捻じ曲げてまで、学生の保護より身内の保護を優先しているわけですからね。大学は学生ありきで成り立っている組織のはずですから、学生を保護しなくては大学の存在意義を失うことになります。

どのようにすればパワハラを回避できたのか?

問題解決にはどのような過程を経由すればいいのかを検討することが重要そこで、大事なのは「どのようにすれば問題にならなかったのか」ということについて検証することです。

なぜなら、このことを意識していれば問題の発生原因となるものがなくなり、未然に防ぐことができるからです。特に、パワハラの問題を解消していれば、日大危険タックル問題のようなものは起きません。

そこで、パワハラ対策の仕方について下記のとおり提唱いたします。

(1) 誰かに相談する

宮川選手は監督やコーチから「関学のQBを潰せば試合に出してやる」などと再三プレッシャーをかけられ、その結果、試合に出場するために加害行為を行いました。

パワハラを受けていることについて誰かに相談していれば、そのような事態にはならなかったのではないでしょうか。

確かに、必ずしも誰かに相談すれば解決できるとは限りません。それでも、解決の糸口を見つけられる可能性はあります。例えば、親や他の選手、連盟などに打ち明けてみると、別の道が開かれる可能性があったのではないでしょうか。

(2) 他のアメフトチームへの移籍を検討する

もしパワハラの相談を誰も受けることができないなら、日大を退学して他の組織に入り、そのチームで活路を見出すという方法も一つとして挙げられます。

「パワハラ問題を解消できない」という事態が生じるのも現実にありますので、その場合も想定しておく必要があります。想定するならば、次の2つの選択肢となるでしょう。

・「日大での活動をやめる」
・「アメフトをやめる」

それでもし、アメフトを継続したいと思うなら前者を選ぶこととなり、「移籍を検討する」という手段が考えられます。

こう申しますと、「実現可能性が低い。理想論だ!」というツッコミもあるでしょう。

しかし、宮川選手ほどの有力な選手であれば、移籍を受け入れてくれるチームがあっても不思議ではありません。「パワハラで思うようにプレーができない」などの事情を説明すれば、受け入れてくれる気がします。

そもそも、そのような能力の高い選手を放って置く人間がどこにいるでしょうか!?勿体ない話で、言わば「大金をドブに捨てる」ようなものです。

そんな宮川選手の話はさておき、パワハラを回避するにはパワハラ関係から去ることが最も効果のある手段です。

パワハラに悩んだら誰かに相談しよう!

チームワークを組んで仕事を効率よくこなしていく人たちここまで日大危険タックル問題から学べるパワハラの対策の仕方について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

パワハラに悩んだら「我慢しなければならない」などと思う必要ありません。「我慢が美徳」というのは日本の古い慣習に過ぎず、軍事教育の行われない現代では時代錯誤ですので気にする必要ないでしょう。

そして、パワハラを受けたら一人で悩まず、気の置けない相手に相談してみると、自分でも思ってもみない道が開かれたりすることもあります。

むしろ、

「パワハラについて一人で悩むことには、宮川選手と同じリスクがある」

ということについて日大危険タックル問題で大いに学ぶことができるのではないでしょうか。

今後、パワハラに遭った場合には、

・誰かに相談してみる
・パワハラ関係と縁を切る

などの方法で乗り切ることを検討してみましょう!

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