「おからパウダー」が売り切れで入手困難な方は必見!代用できる食品を紹介
あなたは「おからパウダー」を入手できていますか?
別の記事で腸の健康を維持していくには食物繊維が欠かせず、その補給のための手段として「おからパウダー」をオススメしました。
しかし、その「おからパウダー」が売り切れ続出のため、なかなか手に入りません。(2018年11月現在)
2018年9月6日に『得する人損する人』という番組で取り上げられ、「おからパウダー」の絶大なメリットについて多くの人に知れ渡り、ブームとなっているようです。
今後「おからパウダー」が手に入らなかったとしたら、どうしますか?
手に入れないまま我慢しますか?
そう思った方はご安心ください。 「おからパウダー」の代用にできる食品があります!認知度の高くない食品ですので、いつでもご購入できる状況です。
そこで、今回はおからパウダーの代用にできる食品について紹介します。
おからパウダーの代用にできる食品とは?
おからパウダーの代用にできる食品とは「食物繊維を多く摂取できる食品」です。
その食品とは次の2つが挙げられます。
難消化性デキストリン
難消化性デキストリンは食物繊維を補給する目的で開発された食品で、約8~9割も食物繊維が含まれています。
「難消化性」は食物繊維の消化しにくい性質そのものであり、「デキストリン」はでんぷんを加水分解させてできた炭水化物のことです。
おからパウダーとの違いは食物繊維の量に特化している点です。成分を次の表で比較してみましょう。(100g当たり)
糖質 | 食物繊維 | タンパク質 | 脂質 | |
おからパウダー (※ヘルシーカンパニー製を参考) |
5.9g | 46.5g | 23.3g | 15.6g |
難消化性デキストリン (※クレインフーズ製を参考) |
15.0g | 82.0g | 0.1g | 0.1g |
食物繊維に関しては圧倒的に難消化性デキストリンの方が多いですよね。難消化性デキストリンを1日10g摂取すると食物繊維を8.2g摂取できる計算です。
トクホ(特定保健用商品)としての認可を受けている商品ですので、安全性についても問題ありません。
ご購入には以下のものがオススメです。「500gで882円」(1g当たり約1.76円)という価格はお手頃です。
イヌリン
イヌリンは菊芋やゴボウ、さとうきびなどから抽出される自然食品です。腸に入ると分解され、フラクトオリゴ糖となり、腸内の善玉菌を活性化させます。
つまり、腸内をきれいにしてくれる効果が期待できるのです。
イヌリンは難消化性デキストリンと同様に食物繊維の量に特化して開発された食品ですので食物繊維を補給する目的で活用することできます。
イヌリンとおからパウダーの成分を比較してみましょう。(100g当たり)
糖質 | 食物繊維 | タンパク質 | 脂質 | |
おからパウダー (※ヘルシーカンパニー製を参考) |
5.9g | 46.5g | 23.3g | 15.6g |
イヌリン (※ニチガ製を参考) |
4.6g | 91.8g | なし | なし |
この表から見ても、イヌリンがいかに食物繊維に特化した食品であるかご理解いただけるでしょう。
ご購入には以下のものが「500gで898円」とお手頃な価格でオススメです。
多少甘みのある点に要注意
イヌリンには多少甘みがありますので、用途が限られます。
オリゴ糖ほど甘くはないけど腸内ではオリゴ糖と同じ役割をしてくれるので、イメージとしては「イヌリンはオリゴ糖の仲間」として捉えるべきでしょう。
その点を考えると、
・コーヒー
・ジュース
・ヨーグルト
などに混ぜることが望ましいです。
代用品にはタンパク質がほとんどないけど大丈夫?
あなたは、上記の成分の比較の表をご覧になった際に
「代用品にはタンパク質がほとんどない」
とお気づきでしょうか?
しかし、その点も心配無用です。
なぜなら、タンパク質は他の食品で多く摂取できるからです。
タンパク質を多く摂取できる食品とは、
・肉類
・魚介類
・大豆類(納豆や豆腐などを含む)
・乳製品(チーズやヨーグルトなど)
などが挙げられますが、これらを摂食していれば容易に一日のタンパク質必要摂取量(成人男性50g、成人女性40g)に達します。
ちなみに、おからパウダーで1日10g摂取しても2~3g程度しかタンパク質を摂取することができません。
ですから、おからパウダーの代用品にタンパク質がほとんどなくても問題ないのです。
おからパウダーを買わずに自分で作ることは可能?
「おからパウダーを自分でも作れないのかな」と思った方は心配無用です。
自分で作る方法はあります。
方法としては、
生おからを電子レンジで温めて水分を飛ばし、フライパンで炒る
というものです。
たったこれだけで生おから250gが80gのおからパウダーになります。調理時間は約8分を要する程度ですので、普段忙しい方でも可能な方法ではないでしょうか。
詳細のレシピはこのサイトで紹介されていますのでご覧ください。
大豆粉はおからパウダーの代用にできないのか?
Amazonなどの通販サイトで「おからパウダー」と検索すると、どういうわけか「大豆粉」まで抽出されます。
しかし、大豆粉はおからパウダーの代用にできません。
おからパウダーと大豆粉の成分を比較してみましょう。(100g当たり)
糖質 | 食物繊維 | タンパク質 | 脂質 | |
おからパウダー (※ヘルシーカンパニー製を参考) |
5.9g | 46.5g | 23.3g | 15.6g |
大豆粉 (※ダイズラボのものを参考) |
19.3g | 13.7g | 41.6g | 16.5g |
大きく違いますよね。大豆粉はタンパク質を主成分とする食品で、食物繊維は1割程度しか含まれていません。
ですから、大豆粉はおからパウダーとは全く別物と扱うべきものと言えます。
今後のおからパウダーの入手できる可能性は?
おからパウダーを入手できる可能性について心配な方は、ここで今後入手できる可能性について考えていただくことをオススメします。
おからパウダーの買い時の相場は1g当たり1.5円ですが、インターネットで売られているおからパウダーはブームにより高騰し「1g当たり3~7円」で設定されています。
スーパーなら120gのおからパウダーが180円で買えるのに、500円で売られていると手を出しづらいですよね。
「おからパウダーブーム」が去ればインターネットでも「1g当たり1.5円」の相場で手に入るでしょうが、ずっと在庫の少ないままになる状態も想定されます。
ですから、上記で紹介しました
・難消化性デキストリン
・イヌリン
の選択肢もおからパウダーの代用として想定しておく必要があると考えられるわけです。
ちなみに、上記でオススメした代用品は「1g当たり1.7~1.9円」でおからパウダーの買い時の相場に近い数値ですので、価格的にも代用できるものと言えます。
おからパウダーの品切れの際には代用品も想定しておこう!
ここまでおからパウダーの代用にできる食品について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
おからパウダーの代用には食物繊維が8割以上も含まれている食品の
・難消化性デキストリン
・イヌリン
のいずれかが有効です。
勿論これらを買わなくても、生おからさえ入手できれば自分で作ることも可能です。
おからパウダーは今後もなかなか手に入る可能性が考えられますので、次回お買い求めの際にはこの記事を参考にしてみてください。