なぜスマホの電池を充電しても減りが早いのか?長持ちさせるコツを紹介!
スマホの電池はすぐ切れませんか?
スマホを使用していると、
「え? 電池残量がもう20%しかない。また充電しないと」
と毎日、焦りますよね。中には「交換までの時期が短い」と仰る方も少なくありません。
しかし、スマホのバッテリーの交換費用が約8,000円程度かかりますので、できるだけ長持ちさせたいものです。
ところで、スマホの電池はガラケーと同じだと思っていませんか?
実は違うのです!そのため、ガラケーとは異なる扱い方をする必要があり、スマホの電池がすぐ切れるのは、その点に気づいていないことが理由に考えられるのです。
そこで、今回はスマホの電池を長持ちさせる方法について少し詳しく紹介します。
スマホの電池を長持ちさせるための充電のコツ
従来のガラケーなどの携帯電話の充電には、
・使い切ってから充電した方がいい(「メモリー効果」と言います。)
というルールがありましたが、スマホでは違います。
なぜなら、現在のスマホでは「リチウムイオン電池」が使われているからです。
「リチウムイオン電池」は、ガラケーなどに使われている「ニッカド電池」や「ニッケル水素電池」とは性質が異なり、電池の消耗により熱が発生し、その熱の量により劣化が進行していきます。
つまり、
スマホの電池の耐久性は、発生する熱の量に関係している
ということです。
では、具体的にスマホの電池を長持ちさせるための充電のコツについて下記に紹介します。
基本的に残量50~80%をキープする
電池残量50~80%をキープさせることで、リチウムイオン電池は長持ちするものと考えられています。
「Battery University」によれば、「50%まで放電してから充電するという使い方」が長持ちするとのことです。
※参照元:生活情報サイト「lifehacker」より「スマホのバッテリーを長持ちさせる技のウソ・ホント。5つの定説を検証」
また、富士通パーソナルビジネス本部の武田義郎氏によれば「実験では80%の充電を続ければ、満充電と比較して寿命が1.5倍に延びた」とのことです。
※参照元:メディアサイト「NIKKEI STYLE」より「8割充電で寿命は1.5倍 正しいバッテリーの使い方」
このことから、
50%まで減ったら、80%まで充電する
という使い方を基本としていくことが望ましいと言えます。
フル充電に長い時間かけない
充電中のまま放置してしまうことはありませんか?
その充電の仕方ですと、電池は長持ちしません。
リチウムイオン電池の残量を100%の状態で長時間使用すると熱が上昇し、電池の劣化を進行させます。そのため、フル充電後のスマホを触ってみると熱さを感じるはずです。
長時間使用する予定のある場合に100%の充電をしておくことは望ましいことでありますが、その場合でも
100%手前くらいのタイミングで充電器を外すこと
を心がけることが望ましいです。
充電中に操作しない
充電中にスマホを操作すると放電の量が多くなり、電池の劣化が進行します。
そのため、充電中は操作しないようにしましょう。
充電以外で注意すべき点とは?
勿論、充電以外に気をつけておくべき点はあります。それは、長持ちさせるコツでよく推奨されている節約です。
そこで、具体的にどう節約すればいいのかということについて下記に紹介します。
(1) 必要なときにだけ使用する
スマホを使用すればするほど電池の消費が多くなることについては、ご理解いただいているでしょう。ただ、そこで確認していただきたいのですが、
例えば、次のような使い方をしていませんか?
・インターネットの閲覧時間が長い
・ゲームのプレイ時間が長い
・メールを開く回数が多い
など。このような使い方をしていれば、電池の劣化が早いのも当然です。では、それぞれについて使い方を確認していきましょう。
インターネットの閲覧時間を減らせないか
インターネットについては、パソコンをお持ちの方であれば、わざわざスマホで見る必要がありません。
パソコンがなく、スマホでしかインターネットを使わないという方であっても、閲覧時間を減らすことは可能なはずです。閲覧時間を減らして、その分、テレビを見たり、本を読んだりするなどに有効活用できます。
ゲームのプレイ時間を減らせないか
ゲームが面白くてハマってしまうと、なかなかゲームを中断させることができないものです。
しかし、ゲームをすることで、将来的に大事なものを失っています。
その大事なものとは、
「貴重な時間」
です。ゲームをすることよりも他に有意義なことがたくさんあり、ゲームが飽きる時期になってから、
「ゲームをやっていた時間、別のことをしていればよかった」
と後悔します。それは、今ゲームが楽しいと思っている間は理解できませんが、必ず飽きる時期がやってくることを覚悟しておくべきです。
その覚悟でもって、ゲームの時間を少しずつ減らしていってみてはいかがでしょうか。
メッセージを開く機会を減らせないか
メールやLINEなどでメッセージのやりとりするのは、実に楽しいことです。
しかし、そのことに時間をかけすぎてはいませんか?
問題は、メッセージを開く頻度です。頻度が高いと、それだけ、やりとりする時間が増えていきます。
そこで、例えば、次のようにしてみるのはいかがでしょうか。
・メールやLINEアプリは一日に開く回数を3回に絞る
・メッセージは自分の都合のいいタイミングで送る
・緊急または重要な用件は、直接会って話すか、電話で話す。
といった工夫をした使い方であれば、それだけスマホを使用する時間を短くすることができます。
(2) 画面の明るさを抑える
スマホの画面は、初期設定ではかなり明るいものとなっています。そのため、画面の明るさを多少控えめにする設定をすることが望ましいです。
すると、電池の消費を抑えることができます。
明るさの程度としては、
「少し暗いかな」
という程度がベターです。
スマホを長期間、大事に使おう!
ここまでスマホの電池を長持ちさせる方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
スマホの電池を長持ちさせるには、以下の方法を守ることが必要不可欠です。
・基本的に残量50~80%をキープする
・フル充電には長い時間かけない
・充電中に操作しない
・画面の明るさは少し暗めにしておく
・必要時以外はできるだけ操作しない
そうすれば、スマホはあなたのために、多くの時間助けになってくれるでしょう!