希望は危険?映画『ショーシャンクの空に』に学ぶ人生の取り扱い方を紹介!

頼りになる友達がいるのといないとでは人生が大きく変わってくるあなたには頼りにしている友達はいますか?

筆者には、仕事を通じて仲良くなった数少ない友達以外に「本」という友達がいます。

人生には寂しさも付き物であり、それを紛らせてくれるのが友達です。ですが、友達はあまりいないけど、友達なんて必要なのかな?」と思う方も見受けられます。

そういう方も必見の映画を紹介します。

それは、

『ショーシャンクの空に』

という映画です。映画の口コミサイトを見ていると、この映画を「最も好きな映画」に挙げる方が結構いらっしゃいます。それもそうです。人生の取り扱い方まで学べる醍醐味のある内容ですから。

そこで、今回は映画『ショーシャンクの空に』に学ぶ人生の取り扱い方について紹介します。
※一部ネタバレの部分がありますので、その点についてご理解の上でお読みください。

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『ショーシャンクの空に』に学ぶ人生の取り扱い方とは?

『ショーシャンクの空に』を観ると厳しい現実の生き方のヒントを得ることができ、人生のためになる
Photo by Secret_Cinema
- The Shawshank Redemption

『ショーシャンクの空に』を観ると人生の取り扱い方について学ぶことができます。その取り扱い方には次のものが挙げられます。

(1) 生きるには頼りになる存在が必要

『ショーシャンクの空に』の中に50年も受刑しているブルックスという囚人がいます。彼は仮釈放になりますが、シャバ(刑務所の外)の生活に馴染めず、自殺してしまいます。

レッドという囚人(モーガン・フリーマン,演)もブルックスと同様に仮釈放になりシャバの生活に馴染めませんでした。しかし、頼りになる存在(囚人時代の仲間アンディ)がいたため、彼に会いたいと思い、自殺する気にはなりませんでした。

このことから、生きるには頼りになる存在が必要と考えられます。

あなたには頼りになる存在はいますか?

頼りになる存在と言うと、

・友達
・恋人や夫婦
・親や子
・師匠や弟子

などが想定されますが、人間に限らなくてもいいのです。

筆者の場合には人間以外に「本」が頼りになります。話し相手がいなくても「本」の著者が頭の中で話し相手になってくれるからです。話し足りないときはノートやブログに筆を執ります。

(2) 希望のある限り、希望が生きる支えになる

主人公アンディ(ティム・ロビンス,演)は刑務所の中でどんなに酷い仕打ちを受けても落ち込むことはありませんでした。なぜなら、希望を見出すことができたからです。

アンディは自分の部屋の壁に小さなつるはしで文字を彫っていると、壁の土がこぼれ、脱獄できる可能性に気づきました。このとき、自由を得る希望を見出したのです。

その後、希望を生きる支えとしていき、刑務所長や看守などから酷い仕打ちを受けても耐えることができました。

あなたには生きる支えとなる希望がありますか?

筆者は日常生活で気づいたことを発見し、それをブログ記事にしていくことを生きる支えにしています。これほど心の奥深い部分で楽しめるものは他にないからです。

『ショーシャンクの空に』の人生に効く名言とは?

名言や名セリフから生きるヒントを得る方法『ショーシャンクの空に』の人生に効く名言について紹介します。

「頭の中で音楽を聴いていた」

アンディは2週間も懲罰房に入れられたにも関わらず、平気な顔をして仲間たちに次のように話していました。

音楽を聴いていたよ。頭の中で。音楽は決して人から奪えない。

あなたは1時間真っ暗な部屋に閉じ込められたとしたら、何をしますか?

「早くここから出たい」と思うだけでしょうか。

そればかり思っていても、何の解決にもならないですよね。

だったら、アンディのように頭の中の記憶にある音楽など楽しめるものを思い出せばいいのです。

よくある「予想外のことが起こり、自由を奪われる状況」は、アンディのように懲罰房に閉じ込められる状況と同様ですので、同じような状況に陥った場合にこの名言はヒントになるのではないでしょうか。

「希望は危険だ」

アンディは「希望が大事だ」と説きますが、レッドに次のように忠告されます。

お前に言っとくが、希望は危険だぞ。正気を失わせる。塀の中では禁物だ。

確かに希望は危険です。なぜなら、希望を失ったときのショックが大きいからです。

例えば、子を亡くしたときの親の気持ちを想像してみてください。

親が死んでも子が元気に生きてくれれば、親にとってそれ以上の希望はありません。

しかし、子が親より先に亡くなれば、親は何を希望にして生きればいいのでしょうか。

その場合、希望という言葉自体がもはや綺麗事でしかないですね。他のことに夢中になって希望を忘れるしかありません。

上記で人生の取り扱い方の一つとして希望について挙げましたが、「希望のある限り」と限定的に表現したのはそのためです。人生には希望が要らない場合もあるのです。

「終身刑は人を廃人にする刑罰だ。」

レッドの次のセリフも名言です。

あの塀(刑務所の入口)を見ろよ。最初は憎み、しだいに慣れ、長い月日の間に頼るようになる。

“施設慣れ”さ。

終身刑は人を廃人にする刑罰だ。

あなたは現在の生活に慣れてしまっていませんか?

慣れることは悪いことではありませんが、新しいことを始める意志が弱くなるというデメリットがあります。「現状維持バイアス」というものですね。

新しいことにも目を向けておかないと廃人になる恐れがあります。なぜなら、新しいことをせざるを得ない状況に変わったら、身動きできなくなるからです。少なくとも、最悪の事態を想定することくらいは必要です。

レッドのこのセリフはその恐怖に気づかせてくれる名言です。

主人公アンディの「希望を持て」論は参考にならない?

『ショーシャンクの空に』の主人公アンディは希望を持つことを説くが、特別の恩恵がないと不可能である

Photo by Alatele fr
- les évadés. march 5th 2015. 20h50 (19:50 gmt). france 3

アンディは「希望を失ってはいけない」と説きましたが、彼の生き方は参考になりません。

と申しますと、

「そんなことはない。希望を捨てなかったからこそ自由を得られたではないか!」

と反論する方が多くいらっしゃるでしょう。

しかし、アンディが希望を見出せたのは特定の恩恵が数々あったからこそです。その恩恵も現実的ではないレベルのものです。

アンディに恵まれた恩恵とは主として次の3つの点が挙げられます。

(1) 並外れた頭の良さがあったこと

アンディは相当頭が良く、次の知恵がありました。

・税理士の知識がある
・弁護士の要る手続きができる
・会計の仕事ができる
・裏金工作の知恵が働く

まるでスーパーマンのようですよね。これらの知恵があったため、刑務所長や看守と特別の関係を作ることができましたが、普通の能力の人のできる芸当ではありません。

(2) アンディの部屋に致命的な問題があったこと

アンディの収容された部屋には次の致命的な問題がありました。

・脆い壁だったこと
・一番端だったこと

アンディが希望を持てたのは、この2点の条件があったからこそです。部屋が中央だったり、堅い金属の壁だったりすれば、さすがのアンディも絶望していたことでしょう。

(3) 囚人の管理が甘かったこと

看守が囚人に税の申告の書類を作らせたり、会計の仕事をさせたりするのは管理が甘いと言えます。現実ではありえません。

そもそも、凶器となるつるはしを囚人が手に入れられるというのはいかがなものでしょう。タバコも火事の元になり、危険です。

囚人の部屋にあってもいいものはせいぜい聖書ぐらいでしょう。

ですから、アンディの「希望を持て」論は説得力に欠けるのです。そのため、ときにはレッドの「希望は禁物だ」という考え方も必要であると考えられます。

『ショーシャンクの空に』を見て人生の幅を広げよう!

仕事ばかりでなく遊びも大切にすると人生の時間が充実してくるので重要ここまで映画『ショーシャンクの空に』に学ぶ人生の取り扱い方について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

『ショーシャンクの空に』を初めて見るとアンディの「希望を持て」論が心に響きますが、何度か見ているとレッドの「希望は危険だ」という言葉も無視できなくなります。

なぜなら、希望は条件がないと成立しえないものだからです。アンディの希望にも特定の条件があったからこそです。

また、人生には希望が要らない場合もあります。

その場合には、レッドが最後アンディを求めたように、頼りになる存在を作るべきではないでしょうか。

『ショーシャンクの空に』を既に観た方は何度も観ることをオススメします。きっとアンディの言葉のみならず、レッドの言葉も心に響き、人生の幅を広げるきっかけになるでしょう。

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