星稜高校の甲子園敗退に学ぶ「油断」のリスクを回避する方法とは?

甲子園の高校野球の試合を見て心が躍り感動して学べるものがある
Photo by Xiaojun Deng
- 第95回全国高等学校野球選手権大会

2018年の夏の甲子園で印象に残った試合でまず挙げられるのが、

星稜高校 対 済美高校 の試合

ではないでしょうか。

星稜高校と言えば、元メジャリーガー・松井秀喜氏の出身校として有名で野球の名門校です。驚くべきは、その松井秀喜氏の記録を破った選手が2人もいたことです。その記録とは、

・県大会通算5本塁打(南保良太郎選手)
・県大会1試合4本塁打(竹谷理央選手)

です。しかも、星稜高校は「県大会で全試合無失点」と守備においても華々しい成績を収め、2018夏の甲子園で優勝候補の一角として甲子園の開始前に話題となりました。

しかし、初戦で済美高校(愛媛県代表)に敗退を喫してしまったのです。

その主な敗因には

油断

が考えられます。

そこで、今回は星稜高校の夏の甲子園敗退に学ぶ「油断」のリスクを回避する方法について紹介します。

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星稜高校の「油断」とは?

試合で油断と隙を突かれると負ける星稜高校は夏の甲子園初戦、済美高校を相手に8回表まで「7-1」と大きくリードしていました。その状況を見ていた多くの人は、

「さすがは優勝候補の星稜! このまま逃げ切るだろう」

と予測していたものと思われます。

しかし、8回裏になって済美高校が反撃を開始し、8点をもぎとり逆転に成功したのです。

勿論、済美高校の粘りにも称賛すべきであるのですが、星稜高校の油断主な敗因として考えられるのです。その油断とは次のものが考えられます。

(1) 慢心

星稜高校は「7-1」の状況で5回裏の守りに入り、先発したエースの奥川投手が「足がつったこと」を理由に交代となりました。その後には2番目のエース・竹谷投手が投げるものと思われました。なぜなら、県大会では準々決勝以降で2人の投手が守り抜いてきた実績があるからです。

しかし、2人の投手で守り抜く方法ではなく、別の投手を投入して竹谷投手を温存する手段をとりました。

ここで、疑問です。果たして、温存して済ませられるほどの相手だったのでしょうか?

相手も県大会を勝ち抜いて代表校として甲子園に出場してきているわけです。この疑念により、星稜高校の監督・林和成氏に慢心があったのではないかと捉えることができます。

(2) 慢心から生じた悲劇

その後、7回まで奥川・竹谷以外の2人の投手がきっちり無失点で抑えることができました 。しかし、問題が8回裏で発生したのです。

その問題とは、ようやく登板することとなった竹谷投手にも奥川投手と同様に足をつるアクシデントが発生したことです。そのため、竹谷投手は思うような投球ができず、済美高校の打線に捕まって8点も失点する結果になりました。

万全の注意を払って5回から竹谷投手にしておけば、このような結果になることはなかったはずです。なぜなら、竹谷投手が登板中で足をつったとしても、まだ交代1人目の段階であれば他の投手に代えるタイミングがいくらでもあったからです。

それが実際には交代4人目の段階、試合を締める役割としての登板。その後の投手交代はリスクが高くなります。案の定、5人目の投手が3ランホームランを打たれ、逆転される結果になりました。

このことから、

慢心が悲劇の結果を招いた

と言えます。

油断しないためにはどうしたらいいか?

油断しないようにするためにどうしたらいいかリスクを抽出して回避するように心がける人油断しないためには、次のことを確認しておく必要があります。

(1) 油断する状況の背景とは?

油断する状況の背景には、必ず恵まれている状況があります。

恵まれている状況では、人間浮かれてしまうものでリスクに疎くなります。

恵まれている状況とは、

・モノ
・人
・時間
・お金

など、ありとあらゆるものに関して余裕がある状況です。

例えば、書類の提出期限までに1ヶ月余裕ある場合には「1ヶ月もあるから余裕」と思いますよね。

しかし、この楽観視にはリスクがあります。あなたには、どんなリスクが考えられますか?

それは、

不測の事態に巻き込まれて間に合わないリスク

です。人間、生きていれば色々な予測不能なことが起こるもので、そのことで時間を奪われるリスクが常につきまといます。

このことに関して、「人の将来は、誰も予想できるものではない」別の記事「なぜ「生きるのがつらい」ときには映画『歩いても 歩いても』が効くのか?」で紹介しましたが、リスクの意味でも言えます。

(2) 何を怠るとどんなリスクがあるのか?

とは言え、「余裕のある状況でも万全の注意を払うべき」とまでは申しません。そこまでその気になれないのが人間ですから。

ただ、「何を怠るとどんなリスクが生じるのか」ということについては把握しておく必要があります。

星稜高校の例で言えることは、とっておきの選手の起用を温存することにより、その選手の起用時にケガなどをした場合に交代要員がいないというリスクです。竹谷投手から交代した投手が3ランホームランを打たれたのは、そのリスクの想定内です。林監督が想定していなかっただけ。

人生で言えば、一番やりたいことを怠ることにより、病気やケガなどで一番やりたいことをやれずに生涯を終えてしまうリスクです。死を目前にした人が「やった後悔よりやらなかった後悔の方が大きい」と言われるのは、よく聞きますよね。

もし、あなたにとって優先順位の高いことがあるならば、後回しにせずに先にやっておいた方が後悔のダメージは遥かに小さいです!

このことから、「何を先にしておいたら後悔しないか」が優先順位を決める鍵となり、それこそが油断を防ぐ方法として考えられるのではないでしょうか?

希望とリスクの両方を意識して未来に向かおう!

希望とリスクの両面へ意識を持ち勇気を出して冒険する人たちここまで星稜高校の夏の甲子園敗退に学ぶ「油断」のリスクを回避する方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

油断するメカニズムを図式にすると、次のとおりです。

恵まれた状況 → 慢心 → リスク大 → 悲劇

また、そのリスクは、

不測の事態に巻き込まれて間に合わないリスク

であることについて紹介しました。そのリスクを回避するには常に「何を怠るとどんなリスクが生じるのか」を意識することが望ましいです。

そのために星稜高校の甲子園での失敗を時々思い出してみてください。そうすれば、油断するリスクに気づきやすくなり、油断する確率が激減するのではないでしょうか?

これからは希望の面のみならず、リスクの面も意識して未来を明るい状態のままに維持して歩んでいきましょう!

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