「ポジティブ思考」は盲目的で危険すぎる?思考の調整方法を紹介!

わかっていてもつい不注意で失敗してしまう経験がよくある人あなたは「気をつけよう」と思っていながらも、不注意なことをしてしまうことが頻繁にありませんか?

もし、そうであれば、あなたはポジティブ思考の持ち主です。なぜなら、

「次から気をつければ、再発はないだろう」

と考えている思考形式があるからです。しかし、その思考形式ですと、

・危険予測が難しい
・危機感が不足する

というデメリットを引き起こします。なぜなら、気をつけることの「何に」には意識があるものの、「どうやって」には意識がないからです。

危険が間近に迫っているのに、ポジティブ思考のために気づかずに大惨事に遭遇してしまうというのはいかがなものでしょうか。

近年、アルコール依存症、スマホ依存症など「○○依存症」と呼ばれる症状が近年存在しますが、それらと同様にポジティブ思考にも依存症と呼べるほどのものがあると考えられます。

そこで、ポジティブ思考の依存症を治す道具を紹介します。それは、

「ネガポジ調整法」

です。この道具を使うと、ネガティブ思考を取り入れることによって不注意の起こる確率を大幅に低くすることができます。

では、「ネガポジ調整法」という道具について詳しく紹介します。

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ポジティブ思考の危険性とは?

ポジティブ思考すぎて油断して失敗する人ポジティブ思考の危険性については冒頭でも挙げましたが、

危機感が鈍くなる

ということです。

その代表的な例として、2018年2月12日起きたTOKIOの山口達也メンバーのスキャンダルが挙げられます。

山口達也氏は“ネアカ”のキャラとして有名で、持ち前のポジティブ思考が悪い方に使われ、悲劇の結果を招きました。

事件で使われたポジティブ思考として考えられるのは次のものです。

「女子高生を家に入れたけど、誰も見ていなかったから大丈夫だろう。」

ポジティブ思考は、往々にしてこのように「甘い考え」に転換されてしまうので危険です。

※なお、TOKIOの山口達也メンバーのスキャンダルの詳細に関しては、別の記事「TOKIOの山口達也メンバーの失敗の事件から学べることとは?」で紹介しておりますので、ご覧ください。

「ネガポジ調整法」とは?

天使と悪魔のささやきに翻弄されながら考えて決断する人山口達也氏のようにポジティブ思考により「甘い考え」に転換してしまう方は多く見受けられます。「甘い考え」と言えば多くのものがありますよね。

・「後でやればいいや」と言って今すべきことを先延ばしにする
・無理を押し通せば、何とか相手が許してくれる
・今日たくさん食べたけど、ダイエットは明日から始めればいい

など。勿論、かく言う筆者も例にもれませんので肝に銘じているところであります。

そこで、「ネガポジ調整法」を提唱します。「ネガポジ調整法」とは、ポジティブ思考とネガティブ思考をバランスよく調整する方法です。

ポジティブ思考の典型的な考え方の一つに「何とかなるだろう」というものがあります。この考え方は「それ以上やりようがない」というほど徹底した状況で有効ですが、中途半端な作業進捗状況では逆効果です。

だからと言って、ネガティブ思考がいいのかと言えば、そういうわけでもありません。

そこで、場合分けをして「ネガポジ調整法」の方法について次のとおり紹介します。

ネガティブ思考が必要な場合とは?

中途半端な作業進捗状況に必要な考え方にはネガティブ思考が必要です。

例えば、あなたが文章を作る仕事をしていて、あと2,000字程度作らなければいけないとします。その場合には「あと2,000字程度くらいどうにかなるだろう」と思っていると、「余裕」の代わりに「油断」が生まれます。

「油断」が生まれ、作業を先延ばししてしまうのです。

近年では過労が問題視されていますが、残業時間の長さの原因の一つに「“行き過ぎたポジティブ思考”による油断」も挙げられます。

ポジティブ思考の人は、精神的に「余裕」があると気づかぬうちに「油断」に転換しがちです。勝負の世界でも有利な人が勝ちを意識したことで、不利だった人に逆転負けするというケースがありますが、メカニズムは同じです。

そのため、切羽詰まっていない状況下ではネガティブ思考を取り入れて「余裕」を「危機感」に転換しておくことが望ましいです。タバコのポイ捨てから大規模な火事に発展することもありますからね。

ポジティブ思考が必要な場合とは?

ポジティブ思考が必要な場合は切羽詰まった状況のときです。

例えば、文章を作る仕事を期限までに仕上げるのにどうしても間に合わない場合には「何か策があるはずだ」という考え方が必要ですよね。

「間に合わない!」という「危機感」を「何かの策」へ転換することで、不安を和らげ冷静に対応を考えることができます。

このことについては、別の記事「自己啓発は過信禁物?本やセミナーによくある言葉の真相を解明!」

「今できることは何か?」ということに意識を集中させることが望ましい

と紹介させていただきました。ただ、ポジティブ思考とは言っても「策を探す」ことに意識を集中させることですので、一般的に言われるポジティブ思考ではありません。

そもそも切羽詰まっている状況下でのことですから、「ポジティブになろう」なんて悠長なことを言っている場合ではありません。「あえてポジティブ思考が必要と言うなら」という意味合いでご理解いただければと存じます。

根本思想:セルフトーク・テクニック

人生からの問いやヒントとなる著書この道具は、 メンタルトレーナー・田中ウルヴェ京氏の考え方を根本思想としています。

田中ウルヴェ京氏については、別の記事「なかなか有言実行できない原因とは?誘惑や欲望を断ち切る方法を紹介!」で紹介しましたように、ソウル五輪のシンクロ・デュエット部門で銅メダルを獲得した実績を残し、経験と研究を活かしてメンタルトレーナーとして活躍されています。

田中ウルヴェ京氏は自著の中で次のように述べています。

根拠のないポジティブなセルフトークを安易に使うと、「余裕」ではなく「油断」が生じてしまうのです。

※引用元:『「最高の自分」を引き出すセルフトーク・テクニック』(田中ウルヴェ京・著)89頁より

セルフトークとは頭の中で発せられている言葉のことで、ポジティブなセルフトークはそのままポジティブ思考を意味します。

田中ウルヴェ京氏はセルフトークに根拠を求めています。セルフトークがポジティブであるならば、その根拠がどこから来るのか問わなければなりません。

上記の山口達也氏の例で言えば、「誰も見ていないから大丈夫だろう」というセルフトークがどこから来るのかということに該当します。

「もし女子高生が“悪さをされた”と訴えたとしたら?」とネガティブに考えていれば、家に入れる考えは浮かばなかったはずです。

ポジティブ思考でもネガティブ思考でも、その根拠がどこから来るのかということについて求めることが必要と考えられます。

そこで、どちらにも根拠が明確に見つからないようなら、両者の思考をバランスよくとることが望ましいと考え、「ネガポジ調整法」として今回の記事に提唱いたしました。

バランスのとれた思考で自在に人生をコントロールしよう!

柔軟にバランスよく考えて人生を上手にコントロールする人ここまで「ネガポジ調整法」という道具について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

「ネガポジ調整法」の仕方を表にまとめてみると、次のとおり整理できます。

置かれている状況 有効な手段
切羽詰まった状況(危機感)→ 有効な策を探す
切羽詰まっていない状況(余裕)→ ネガティブ思考
(油断を防止)

ポジティブ思考は落ち込んだときに有効な方法として多くの方が提唱していますが、使い過ぎによる逆効果で危機感が鈍くなり大惨事を招く場合もあります。

これからは、ポジティブ思考もネガティブ思考も時と場合に応じて上手に使い分けて、人生に「快適な循環」をもたらしましょう!

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