「国民年金は払っても無駄」はデマ?逆に払わないと損する3つの理由について紹介!

「国民年金保険料を払っても無駄だ」と思っていませんか?

中には「少子化で制度自体が破綻するでしょう」と言う人もいます。

誰がそんなことを言ったのでしょう。

正確には「将来、現行どおりにはもらえない」ですし、破綻もありません

しかも、払わないと損するリスクの方が高いです。

と言われると、どんなリスクがあるのか気になりますよね。

そこで、今回は国民年金保険料を払わないと損する3つの理由について紹介します。

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国民年金保険料を払わないと損する3つの理由とは?

国民年金保険料を払わないと損する理由について理解して知っておくと生活に便利である国民年金保険料を払わないと損する理由次の3つです。

(1) 死ぬまで受給できる制度だから

国民年金保険料を払い続けると受給資格が得られ、死ぬまで受給できます。

この「死ぬまでもらえる」という点が最重要です。

「払った分が返ってくる」のではありません。それだったら「払った分の元を取ったら終わり」じゃないですか。

元を取った後も、もらい続けられるからおいしいんです。

それは次の点を確認すれば、ご理解いただけます。

払った分は約10年の受給で元が取れる

国民年金保険料を40年間払い続けると、

月1.64万円×12月×40年=787.2万円

の支払い額となります。(2019年5月現在。月額は見直しにより変動します。)

この場合、65歳から受給できる額は月額約6.5万円ですので、

月6.5万円×12月×10年2ヶ月=793万円

と、約10年の受給で元が取れます。

現行では75歳(65歳受給開始の場合)で元が取れ、それ以降死ぬまで受給を続けることができます。

つまり、

・76歳以降も生きるならば国民年金を受給しておかないと損
・受給しないと損=保険料を払わないと損

ゆえに、

76歳以降も生きるならば、保険料を払わないと損

ということです。※ただ、受給開始年齢と受給月額については今後見直しにより改正される可能性があるので、その点を念頭に入れておく必要があります。

納付30年でも約10年の受給で元が取れる

国民年金保険料を30年間払い続けると、

月1.64万円×12月×30年=590.4万円

の支払い額となります。(2019年5月現在。月額は見直しにより変動します。)

この場合、65歳から受給できる額は月額約4.8万円ですので、

月4.8万円×12月×10年4ヶ月=595.2万円

と、約10年の受給で元が取れます。

(2) 受給額の半分は税金だから

受給するお金の金額の内訳を知っておくと保険料を払うメリットの理解できるイメージを浮かべられる国民年金の受給額の半分は税金から賄われていますので、払わないと損です。

このことがなぜ「払わないと損」になるかイメージできますか?

貯金から取り崩す場合は、貯金100%から取り崩すことになりますよね。

一方、国民年金は払った保険料100%から取り崩すという性質のものでありません。50%は税金から受給するシステムなのです。ですから、全額免除を受けたとしても当該期間分の満額の半分を受給できるのです。

ただ、受給資格(納付済期間と免除・猶予の期間を合算して10年)を得ないと満額の半分どころか、受給ゼロです。

ちなみに、10年納付した場合の受給月額は約1.6万円で、10年全額免除を受けた場合はその半額です。

貯金を取り崩すならマイナスになる一方ですが、国民年金の受給資格を得ることができれば納付ゼロでも月約8,000円受給できるのです。8,000円は大きいですよ。1食500円の食事が16食分ですからね。

(3) 障害年金や遺族年金を受給できる制度だから

国民年金保険料を払うと

・障害年金(病気やケガで生活困難者へ支給される年金)
・遺族年金(死後、遺族に支給される年金)

を受給できる場合があります。

後者に関しては独身者には関係ないでしょうが、前者はもらえないと結構厳しいです。働けない上に治療や入院にかかる費用がかかりますし。

国民年金制度の今後の見通しは?

国民年金の予算や積立の見通しを把握しておくと生活の不安を緩和させる可能性に関係してくる受給の内容が現行より少し厳しくなる可能性はありますが、それは「もらえなくなる」ということではありません。この点を勘違いしないように注意を要します。

では、どのように厳しくなるのか。国民年金制度の今後の見通しとして考えられるのは、次の3点です。

受給開始年齢の引き上げの可能性

制度施行以来、受給開始年齢は65歳となっていますが、今後の少子高齢化の進行に伴い、受給開始年齢が引き上げられる可能性があります。

2017年における平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳であり、50年後には平均寿命が男性85歳前後、女性91歳前後となる見込みです。

受給開始年齢の3年延長は必至でしょう。

この見込みについては、2018年の財務省の審議会で「68歳に引き上げる」という検討資料が出たことでも話題になりました。時間の問題ではないでしょうか。「70歳」案が出るのも、そんなに遠い将来でもなさそうです。

受給月額の引き下げの可能性

受給月額が引き下げられることも免れないでしょう。厚労省や多くのファイナンシャルプランナーの見込みによれば「現行の8割」と算出されています。

現行の8割とは、現行の「月額6.5万受給」が「月額5.2万受給」になるということです。月1.3万の減額は結構大きいですよね。

ただ、その数字だけで悲観しないでください。次に述べるイメージで認識していただくと幸いです。

払った分の元が取れる受給期間が延びる

上記で「国民年金保険料を払えば10年で元が取れる」という話をさせていただきましたが、この「10年」が「12.5年」に延びるということです。

例えば、50年後には「70歳で受給開始して82歳で元を取る」システムになっている可能性が考えられます。

少子高齢化が進行すればするほど、ますます「長生きしなければ損」ということになりますね。

制度そのものの破綻はない

「国民年金の制度そのものがなくなるのではないか」と不安がる人も少なくありませんが、専門家によれば「破綻はない」と捉える意見がほとんどです。

国民年金を廃止すると代替手段として生活保護を受けようとする人が急増しますので、廃止はデメリットでしかありません。

また、過去において保険料納付者の方が受給者より上回っていた時代があった恩恵により年金積立金が140兆円以上あります。受給開始年齢や受給月額などの調整を行えば、運用に支障がないようです。

ですから、制度そのものの破綻はないと思っていて問題ないでしょう。

国民年金保険料を払って将来安心できる生活設計をしよう!

国民年金を払って将来安心できる生活設計をしておくと不安を解消して幸せな毎日を送ることができるここまで国民年金保険料を払わないと損する3つの理由について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

3つの理由は

(1) 死ぬまで受給できる制度だから
(2) 受給額の半分は税金だから
(3) 障害年金や遺族年金を受給できる制度だから

であることを確認しました。

将来、貯金だけでなく国民年金と併用して家計をやりくりすれば、もっと余裕のある生活設計をすることができます。

ですから「払っても無駄」ではなく「払わないと損」です。将来の安心を少しでも得るためにも国民年金保険料の納付をしましょう。

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