自分の考えが周囲と違うと不安?周囲の目が気にならなくなる方法を紹介!
あなたの考えが周囲の考えと違うとき、「どうしよう」と不安に思ったりしませんか?
「どうしよう」と思う脳裏には、次の
・私が間違っているかもしれない
・周囲が間違っているかもしれない
のいずれかの疑念が存在するものです。この2つの疑念の共通点は文字通り「間違っているかもしれない」という点にありますが、その後さらに疑念が一つ増えます。それは、
「何が正しいか」
という点です。
そこで、今回は、あなたの考えが周囲の考えと違うときに上手に対処できるための考え方について紹介します。
「周囲の考え」とは?
まず、あなたに質問をします。「周囲の考え」とは誰の考えなのでしょうか?
真っ先に思い浮かぶのは、
・「AさんとBさんとCさんと・・・の考え」
・「テレビや新聞、ネットなどで言われている考え」
などになるでしょう。これらは、「特定の部分で共通した考え」ということが言えますよね。複数の人が同じことやそれに近いことを主張しているのであれば、それが「周囲の考え」であると言えるでしょうか。
「周囲の考え」の根本思想は?
次に、別の質問をします。周囲の一人一人の考えは、どこから生まれたものなのでしょうか?
少なくとも“無”から生まれたものではないですよね。
最終的に行き着く答えは、
「誰かの考え」
となるでしょう。つまり、「誰かの考え」から「誰かの考え」が生まれるということが言えます。そして、結果的に「誰かの考え」を自分のものとして身につけていると言えます。
このことを図式にしてみると、次のようになります。
誰かの考えを知る
↓
受け入れの可否を判断する
↓
受け入れる
↓
自分のものとして身につける
すると、このことから
「誰かの考えを受け入れた自分に気づく」
ということが導けるのではないでしょうか。そして、
・今までの自分の考えを見直す
・今後は誰かの考えを鵜呑みにしない
という意識をもって生きるようになるはずです。
ただ、「鵜呑みにしない=無視をする」ではないことに注意を要します。
両者は受け入れない点では同じですが、理解する過程の有無の違いがあります。たとえ受け入れがたい考えであっても、理解した上で受入れの可否を決めることが望ましいです。
「周囲の考え」とどう付き合うべきか?
上記で「周囲の考え」と「自分の考え」の関係について確認することができました。
では、今後「周囲の考え」とどう付き合えばいいかということについて検証してみましょう。
「周囲の考え」の取捨選択が必要?
上述のとおり「誰かの考え」は「誰かの考え」から生まれるものと言えますが、「誰かの考え」を鵜呑みにしないために取捨選択が必要と言えます。
すると、どの「誰かの考え」を取り入れ、どの「誰かの考え」を捨てるべきなのかが重要になってきますね。
そこで考えられる重要なポイントは、次の2つではないでしょうか。
(1) 合理性
「誰かの考え」を実行することにより必然的に望ましい結果が表れるという合理性があれば、積極的に取り入れるべきですね。
反対に「誰かの考え」に合理性を欠いている場合には、必ずしも望ましい結果が表れるとは限りません。例えば、「努力をすれば報われる」や「結婚をすれば幸せになれる」という考えには合理性が欠けているので、捨てるべきものと考えられます。
“必然的に”という点が合理性の要素です。
(2) 実績
「誰かの考え」には、実績がないと信頼しにくいものですよね。
そこで、実績を残した偉人や成功者の考えが必要になり、彼らの考えを取り入れるには本を読むことがどうしても必要になってきます。
ただ、偉人や成功者の考えを取り入れるとは言っても、実際には完全に取り入れることができないどころか、ほんのわずかのことしか実行できないでしょう。偉人や成功者も、最初から先人の考えを多く取り入れたとは考えられません。
重要なのは、「これだったら自分でもできる」という方法を“少しずつ”取り入れていくことではないでしょうか。
“少しずつ”取り入れていくことで最初に「自分にはできない」と思っていたものでも、最終的には当たり前のようにできているはずです。「登るのは無理だ」と諦めるほどの高い山でも、“少しずつ”登っていけば、「気づいたら山頂に到着していた」という感覚になるのと同じように。
「周囲の考え」と上手に付き合って人生を生きやすくしよう!
ここまであなたの考えが周囲の考えと違うときに上手に対処できるための考え方について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
上述の内容を簡単にまとめると、次の図式となります。
「周囲の考え」の存在を確認
↓
「誰かの考え」の情報源を確認
↓
「合理性と実績」をもとに取捨選択
↓
・受け入れる →実行に移す・受け入れない →捨てる
これまで自分の考えだと思っていたものも周囲の考えも、元をたどれば「誰かの考え」であり、取捨選択する必要があります。この点を意識していれば、たとえあなたの考えが周囲の考えと違ったとしても、
・「周囲の考えは、元をたどれば誰かの考えである」
・「自分の考えは、元をたどれば誰かの考えである」
と思い、あらゆる「誰かの考え」の中から有意義なものを選択することができ、「どうしよう・・・」などと不安がることがなくなります。
それには、取捨選択するための判断材料が必要でありますが、偉人や成功者の考え方が述べられている本を読むことで十分に得られます。偉人や成功者の考え方を参考にして生きると、考え方の幅が広がり生きやすくなります。
これからは、多くの本を読んで有意義な考え方を手に入れて活用し、「周囲の考え」と上手に付き合って人生を歩んでいってみてはいかがでしょうか。