願望が叶わない人必見!潜在意識を気にしなくていい7つの理由について紹介
なぜ、あなたの願望は叶わないのでしょうか?
「潜在意識が受信しないせい」ではありません。
妄信のせいです。勿論、理由があります。
理由を知ると、妄信から解放されて一気に目が覚めます。
そこで今回は、潜在意識を気にしなくていい7つの理由について紹介します。
潜在意識を気にしなくていい7つの理由とは?
「気にしなくていい」と言われると、かえって気にしてしまいますよね。
ところが、次の7つの理由を知れば自然に気にしなくなります。
(1) 成功例が曖昧だから
潜在意識による成功例は曖昧です。なぜなら、成功の要因がそれのみではないからです。
成功は努力と運が結びつくことで起こるものであり、潜在意識以外の要素が圧倒的に大きいのです。
偶然性と必然性のうち、必然性を見出すことができれば、それを成功法則とみなし、繰り返せばいいだけの話です。
潜在意識の出る幕はありません。
(2) 習慣の言い換えだから
多くの自己啓発書には「毎日、明確な目標に向けて具体的な○○をしたら実現していった」という成功例が書かれていますが、習慣になって実現していっただけの話です。
つまり、潜在意識による効果は習慣の言い換えに過ぎません。好きではないことでも毎日続ければ、結構やれるものです。
歯磨きや通学、通勤などはしたくなくても、毎日していれば特に意識せずに身体が勝手に動いていくようになります。
習慣にしたいことがあるのなら、毎日続ければいいだけの話です。潜在意識など気にする必要がありません。
(3) 無意味に意味付けをするだけだから
人間には、意味のないものに意味付けをする性質があります。フィクションを好む原因がそれです。
例えば、サイコロを5回振って「4の目」が4回出たら、6回目には「4の目が出る確率が高い」と予想するものです。
しかし、サイコロを何度振っても1/6の確率で「1~6の目」のいずれかが出てくるだけです。イカサマ細工のない限り。
潜在意識による効果は、これと同様です。毎日「お金持ちになる」と唱え続けて、ある日、偶然落ちているお金に遭遇したときを成功例として意味付ける程度のことです。
そもそも世の中、偶然だらけです。思いもよらぬことの方が多いですが、思ったとおりのこともたまに起きます。
それだけの話です。潜在意識どうこうの話ではありません。
(4) 願望を紙に書く必要がないから
多くの自己啓発書には「願望を紙に書くと現実になる」と書かれています。
これについては、冷静に考えるまでもなく自明のことですね。
例えば「1億円を手に入れる」と紙に書いて1億円が手に入るなら、皆やるでしょう。それで成功した人がいるのなら、テレビでも話題になるはずです。
願望があるのなら、行動していくことでしか可能性を高めることはできません。
「1億円を手に入れる」ならば、
・宝くじを買う
・仕事をして稼ぐ
などをしていくことであり、潜在意識の書き換えなど要しません。
(5) 願望を就寝前につぶやく必要がないから
多くの自己啓発書には「就寝前に願望をつぶやくと翌朝目が覚めると答えが出る」といったことが書かれています。
本気で悩んでいることならば、特に潜在意識などを気にせずとも、一晩眠れば脳が整理されて判断しやすくなるだけの話です。
肝心なのは、潜在意識をどうこうするということではなく「本気で悩む」ことです。
本気でない悩みは、解決しません。例えば、ダイエットやちょっとしたスキル不足などは。
ダイエットについて本気で悩むなら、「ダイエットしないと病気になる」レベルの危機意識を持つ必要があります。
いずれにしても、潜在意識を気にする必要性がありません。
(6)「ありがとう」は仕事のスタイルだから
「「ありがとう」を沢山唱えると潜在意識のエネルギーが大きくなる」という自己啓発書も結構多いです。
「ありがとう」を言う人と言われる人のどちらも心が浄化され、それが仕事に良い効果をもたらし、仕事のスタイルとなっています。わざわざ潜在意識を持ち出すまでもありません。当たり前のことです。
千回や1万回も言う必要はありません。それを毎日するのは信者のスタイル。仏僧が「南無阿弥陀仏」を唱えるのと同じ。
いずれにしても、潜在意識とは無関係です。
(7)「本当の自分」は「今の自分」だから
多くの自己啓発書には「潜在意識こそが本当の自分の声である」という風に書かれています。
「本当の自分」は「今、この記事を読んでいる自分」です。それ以外は幻想であり、「今の自分」を否定するなら死んでいるも同然です。ですから、「本当の自分は○○」と意識したところで何も出てきません。
だいたい、「本当の自分は○○」と意識する人は意識する暇があるからです。人生って、そんなに暇があるものでしょうか。
筆者は潜在意識による効果を実感したのか?
かく言う私も潜在意識を使ってみたことがあります。
公務員を辞めようとしたときです。
辞める旨を直属の上司に告げる日の前夜、就寝前に「潜在意識さま、明日の朝、役所を辞めるべきか答えを教えてください。」とつぶやき、就寝しました。
翌朝、目が覚めるとすぐに「今日、辞める旨を告げなさい」と何者かに促された感じになったのです。
潜在意識の効果とは、このようなものだと思われます。確かに実感はありました。
しかし、冷静に分析すると、実はそれよりも次のことが決断の決め手になっていたことに気づきました。
結局は覚悟が決め手
ずっと前から既に自分の中で「辞める」と答えが出ていたのであり、後は覚悟の問題だけでした。
何が覚悟を決めたのか。それは、
人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる。
というアインシュタインの言葉でした。
翌日、上司に辞める旨を告げようとなると急に激しい不安に襲われ、それに伴って偉人の言葉を貪るように探し出し、偶然見つけたのが上記の言葉です。
「これからは多くのことを与えていき、価値を創造していこう」という考えに至り、覚悟が決まりました。
潜在意識のようなアヤフヤなものよりも、背中をポンと押してくれる言葉があると心強くなるものです。潜在意識はあくまでも仮説に過ぎないですからね。
潜在意識より覚悟を大事にしよう!
ここまで潜在意識を気にしなくていい7つの理由について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
願望が叶わないのは、覚悟が足りないから。それに尽きます。潜在意識の書き換え方に問題があるわけではありません。
覚悟を決めれば、自然に行動していくことができます。
これからは、覚悟を大事にしていきましょう!