藤田菜七子騎手の活躍から得られる人生に役立つヒントとは?

- Nanako Fujita
あなたは、JRAの藤田菜七子騎手をご存知ですか?
2018年8月25日に女性騎手としてJRA史上最多の35勝目を挙げた記録についてニュースで取り上げられました。
このニュースを聞いたあなたは、次のように思うのではないでしょうか。
・「騎手にも女性がいるの?」
・「女性の騎手が35勝もしているって凄い!」
・「なぜ女性なのに騎手を目指したんだろう。」
など。そして、藤田菜七子騎手の活躍ぶりを見ると、
「女性が男性の中で混じって頑張っているのだから、私も頑張らなければ!」
と勇気づけられます。
そこで、その勇気づけを無駄にしないために、今回は藤田菜七子騎手の活躍から得られる人生に役立つヒントを紹介します。
藤田菜七子騎手に学ぶ人生に役立つヒントとは?
JRAには数多くの一流騎手が所属していますが、いずれも経験豊富の男性騎手ばかりです。
藤田菜七子騎手は2016年3月にデビューしたばかりの若手騎手で、一流騎手に比べれば経験不足の面が否めませんが、彼女の騎乗ぶりを見る度にいつも心が動かされます。
この「見ている人の心を動かす」という部分に、私たちにも学べるポイントがあります。
「見ている人の心を動かす」ことができると、次のような流れを作ることができます。
見ている人が応援者になり、応援者が増えていき、その増え方が組織単位となり、最終的に多くの人々へ経済効果や精神的な潤いを与えるのです。
藤田菜七子騎手を応援する人が多いのは、このためです。現在では馬を管理する調教師まで応援するようになり、騎乗機会が増えるに伴って勝利数も増え、記録更新という結果につながっています。
騎手が競馬で勝つためには調教師や馬主の心を動かす必要があるのですが、藤田菜七子騎手に騎乗を任されるのは内に秘める競馬への情熱とたゆまぬ努力が彼らにも伝わるためなのです。
なぜ藤田菜七子騎手は人の心を動かせるのか?

- Mayuki, Nanako Fujita, Warm up
上記で藤田菜七子騎手より「人の心を動かす」ことが人生に役立つヒントになるということについて紹介しました。
次に、「何が人の心を動かすのか」という点について気になってくるのではないでしょうか?
そこで、藤田菜七子騎手の「人の心を動かす」理由について下記に紹介します。
(1) 人と違うことに挑戦する姿勢
藤田菜七子騎手の過去のインタビューでは
騎手を目指した理由として、人と違うことがしたかったというのもありました。
という言葉がありました。
あなたは、周囲の人がやらないことを行いますか?
普通はやらないでしょう。やろうとしても、周囲から「そんなことは無理に決まっている」と反対されて、心が折れてやめてしまうものです。
しかし、よく考えてみてください。周囲の人と同じようなことをしていて面白いでしょうか?
面白いはずがありません、人間はコピーロボットではないのですから。人間はロボットと違い、各自好きなことや理想の考え方があるはずです。
周囲と同じようなことをしていて満足するのは、「仲間外れにされたらどうしよう」という同調心理からくる不安を解消することによるものです。
しかし、たった一度きりの人生のことを考えれば、「周りがどう反応するか」などを気にして、やりたいことをやらずに我慢して一生を終えるなんて勿体ないです。
そう思うならば、多少のリスクを背負ってでも好きなことや理想を追求してみてもいいのではないでしょうか?
と申しますのは、人は勇気のある人に心が動かされるからです。ですから、「普通はやらないよ、でもそれをあの人はやっているから凄い!」と言われる人になることが望ましいのです。
(2) ニーズのないところにあえて入る姿勢
一般的に就職や起業の際には、ニーズの高い市場で参入する姿勢がほとんどです。なぜなら、需要が多ければ失業するリスクが低く、高収入が期待できるからです。
しかし、藤田菜七子騎手は当然その意識について全くなく、競馬の魅力そのものを追求するために騎手を目指しました。
ちなみに、藤田菜七子騎手の動機は、小学5年生のときにテレビの競馬中継を見て「騎手がかっこいい」と思ったことだそうです。シンプルなものですよね。
藤田菜七子騎手はニーズの有無にかかわらず、競馬界へ飛び込んでいきました。その結果、新しいニーズが生まれたのです。
「競馬界に女性騎手も必要である」
と。つまり、彼女はニーズのなかった領域から新しいニーズを呼び込んだのです。
そこで、質問です。彼女が新しいニーズを呼び込んだ原因は何だと思いますか?
それは、希少性だと考えられます。同じような人が何人もいれば応援者は分散しますが、1人しかいないので応援者が集中するのです。
(3) 欲しいものを自ら創造する姿勢
藤田菜七子騎手は「競馬の騎手になって活躍する姿」を自ら創造するために騎手になったとも言えます。
このことは、私たちの人生に役立つヒントになります。それは、
「欲しいものを自ら創造する姿勢」
です。
例えば、洗濯機のない時代では「たらい」を使って衣料をゴシゴシと手で洗っていました。洗剤でずっとゴシゴシ洗っていると、手が荒れてきますし、洗剤臭さが消えません。すると「機械で洗濯できるものがあればいいのにな」と思う人も現れました。
その願いを叶える形で「洗濯機」が発明されました。
このように、「○○があればいいのにな」という思いがあれば、それが発想のヒントになったりします。藤田菜七子騎手の場合は「自ら騎手になること」を発想しました。
「○○があればいいのにな」と思ったら、○○への情熱があるはずです。その情熱を○○の創造にかけて燃やし切ると、心がスッキリします。気がつけば、偉業を成し遂げている可能性もあります。それこそが藤田菜七子騎手の現在です。
なお、情熱を燃やし切ることは「カタルシス」の一つの手段で、心の中のモヤモヤが浄化されてスッキリします。このことについては、別の記事「泣くと楽になるのは本当?泣くことでストレスを解消するメカニズムを紹介!」で紹介しておりますので、参考にご覧ください。
藤田菜七子騎手のように生き生きした人生にしよう!
ここまで藤田菜七子騎手の活躍から得られる人生に役立つヒントについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
藤田菜七子騎手の活躍ぶりを見る人は心が動かされます。彼女のように「応援してくれる力を引き寄せる人」になれば、あなたも一番やりたかったことが存分にできるはずです。
その秘訣には、
(1) 人と違うことに挑戦する姿勢
(2) ニーズのないところにあえて入る姿勢
(3) 欲しいものを自ら創造する姿勢
の3つが挙げられ、これらからご理解いただけるのは、
人は勇気と意外性、希少性に心を動かされる
ということではないでしょうか。このことを認識していただければ、あなたも「人の心を動かす人」になることが可能と考えられます。すると、一人だけで悩むことなく、生き生きとした人生を送ることができるでしょう。
藤田菜七子騎手は今後も応援してくれる人を増やし、その恩恵により勝利記録を更新し続け、競馬界を盛り上げて頼もしい存在になることが期待されます。
あなたも藤田菜七子騎手のように「応援してくれる力を引き寄せる人」になり、物凄くワクワクすることに手掛けてみませんか?
★他にも努力を結果に結びつける方法の関連記事がございますので、是非ご覧ください。