自分に合う生き方がわからないときに役立つ考え方とは?

こんなはずではなかったと悩む人あなたは「自分の人生はこんなはずではない!」と感じることがありませんか?

面白くない状況が長期間続くと、そのように思うのは当然で、「自分探し」をする人が少なくないです。

ところで、「自分探し」とは現代でよく聞く言葉でありますが、どういう意味があるのでしょうか?

多くのサイトで調べてみると「現状に満足できず、新しい自分の生き方を求めること」とあります。

しかし、本当に「自分探し」で「新しい自分」を見つけられるものなのでしょうか?

永遠に見つけられない可能性は否定できませんよね。

そこで、「自分探し」よりも「新しい自分」を見つけるのに遥かに良い方法を紹介します。それは、

「自分作り」

です。「自分作り」をすることにより、「新しい自分」を探す手間を省き、人生を切り開いていくことができます。

今回は、「自分作り」で人生を切り開いていく方法について紹介します。

スポンサーリンク

「自分作り」とは?

何事も経験をして自分の人生を作り上げていく人「自分探し」が「新しい自分の生き方を求めること」であるのに対し、「自分作り」とは「新しい自分を構築していくこと」を意味します。

例えば、「一流と言われる企業に就職したけど、面白くない」と思ったとします。

面白くないけど、経験した仕事の中でも「これは好き」と思える仕事はあるはずです。

具体的には、

・人と話をする仕事が好き
・文書を作る仕事が好き
・計算する仕事が好き

などのようなものです。仕事の全部を好きにならなくても、一部のみ好きであれば、それで十分なのです。

そして、その好きな仕事の含まれている業務を探し、企業内で希望の部署への異動を相談したり、企業外へ転職したりしていけばいいのではないでしょうか。

すると、異動後あるいは転職後に別の好きな仕事を見つける機会が生まれます。図式にすれば次のとおりです。

仕事は多くの経験を積めば豊かな人生を送ることができる
言わば、「自分作り」とは「セレンディピティの積み上げ」法とも言え、予想外に「これは好きである」と感じるものを拾い集めていく作業であり、継続していければ最終的には快感度MAXの状態になれる可能性が高いと考えられます。

また、「自分探し」ではいつまで経っても「自己評価ゼロ」のままですが、「自分作り」であれば自己評価も上がっていき、精神的な面でも建設的な方向性があります。

根本思想:竹田青嗣『愚か者の哲学』

人生からの問いやヒントとなる著書この道具は、哲学者・竹田青嗣氏の著書『愚か者の哲学』の考え方を根本思想としています。

竹田青嗣氏は人生に哲学を役立てるために多くの著書を執筆されていて、一般の方でも読める文章で記述されていますので彼の著書は読みやすいです。

そこで、彼の著書『愚か者の哲学』の言葉を下記に紹介します。

「「ほんとうの自分」とは現実の否認の結果」

竹田青嗣氏は「自分探し」による「新しい自分」を「ほんとうの自分」と表現し、著書の中で次のように述べています。

「ほんとうの自分」とは、苦悩からの逃亡であり現実の否認の結果です。
必要なのは「ほんとうの自分」を見いだすことではなく、「自分を捨てること」でもなく、ただ時間をかけて「自分を作り上げること」です。

※引用元:『愚か者の哲学』(竹田青嗣・著)59頁

つまり、

「ほんとうの自分」とは「苦悩から逃れたい自分」に過ぎない

ということです。

これを日常生活の例で申しますと、「会社が面白くないから会社を辞める」という考え方では解決になっていないということです。「辞めた後に何をするのか」を決めないと、「会社を辞めた後には何もすることがない」という状態になりますので。

苦悩から逃れることのみならず、建設的な何かを考えることも必要では?

竹田青嗣氏はそのようなことを主張しているのではないでしょうか。

「ルサンチマンで「自我」を支える」

竹田青嗣氏「「ほんとうの自分」を探し始めるとルサンチマンをためる」と述べ、そのルサンチマンについて次のように解説しています。

ルサンチマンは、自分が不利な立場、弱い立場に陥ったときに発動します。それはそういう立場の自分の苦痛や屈辱や惨めさを、不当なものへの怒り(あるときは義憤)に変え、そのことで「自我」を支えてくれるからです。

※引用元:『愚か者の哲学』(竹田青嗣・著)133頁

「ルサンチマン」とは、嫉妬や憎悪などの感情により自己を正当化する態度のことです。

例えば、「金持ちは性格が悪い。私は貧乏なので性格がいい」などと思うような態度のことです。この例の場合は主張者が金持ちの人に対して嫉妬していて、貧乏な現在の状況を正当化しようとしています。

上述で紹介しました「会社が面白くないから辞める」例でもルサンチマンが存在しているものと考えられます。

そのルサンチマンの持ち主は成功している人間を見て嫉妬し、「私は成功している人間とは別の環境にいるから成功していないのだ」と正当化しようとする心理から「会社が面白くない」という感情が発生するものと考えられます。

ただ、成功している人間と比較することより、「自分にとって好きなことや得意なことが何か」ということを確認し、それを活かしていこうとする考え方の方が建設的ではないでしょうか?

そもそも成功者の二番煎じこそ面白くないですよね。いずれにしても、「ほんとうの自分」とは「ルサンチマンによる幻影」とも言えそうです。

少しでも多くの経験をして「自分作り」に励もう!

何事も経験に勝るものはないので積極的に挑戦していく心構えが必要ここまで「自分作り」で人生を切り開いていく方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

「自分作り」とは「セレンディピティの積み上げ」法で、一つ一つの経験から「思っていたより好きかも」という要素を拾っていき、その要素を増やしてどんどん仕事を楽しくしていくということです。

「自分探し」より遥かに効率の良い「新しい自分との出会い方」だと思いませんか?

これから「自分作り」で「新しい自分」を作っていくために多くの経験をしていくと、「当初は○○な自分でありたいと思っていたけど、気づいたら今の方がずっといいなあ」という自分になっているはずです!

人生はいつもセレンディピティ経験してみないとよくわからないものです

スポンサーリンク