「何のために生きているのか」がわからない場合に役立つ考え方とは?

将来の不安を感じて何のために生きているのかわからないと思っている人あなたは今抱えている仕事について

「この仕事をするために生きているわけではないんだよな」

と思っていませんか?

そのように思う原因として、「他にやるべきことがあるはず」という思いが無意識にあるものと考えられます。

「他にやるべきこと」は「本来すべきこと」と考えているものに当たりますが、それをしようとしていないのが現状です。不思議ですよね。

「本来すべきこと」とは何でしょうか? 自分の事なのによくわからないものなのです。

そこで、「本来すべきこと」ができるようになる道具を紹介します。それは、

「思いついたものをすぐにやってみる」

です。と申しますと、

「そんなことで本来すべきことができるの?」

という疑問が生じるでしょう。

では、その疑問を解消しながら、今回は「思いついたものをすぐにやってみる」という道具のメリットと使い方について紹介します。

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「思いついたものをすぐにやってみる」とは?

複数の作業を同時に行う仕事を計画的に時間を測って仕事する「思いついたものをすぐにやってみる」とは、「これならできそうだ」と思えるものをやってみることです。

例えば、皿洗いの仕事は好きではなくても「これならできそうだ」と思えるものですよね。実際に皿を一枚一枚洗っているとあっという間に時間が経つものです。

なぜなら、皿を一枚一枚洗っている間は皿を洗うことに意識が集中しているからです。この意識の集中は、意識を集中させようと思って行う行為ではなく、作業をしている間に勝手になされるものなのです。

作業が終われば達成感があり、達成感が快感になり、この快感を再び求めるようになります。

さらに「皿洗い」に慣れてくると新しい快感を求めるようになり、「皿洗い」と共通している仕事を欲求するようになります。

例えば、

・盛り付け
・掃除

・洗濯

などの「何かをきれいにする仕事」です。

ここでは「皿洗い」を例に挙げてみましたが、他のどんな仕事でも同様のことが言えます。

「思いついたものをすぐにやってみる」の使い方とは?

思いついたものを次々にピックアップして好きなものを選んですぐに実行する人ただ、「思いついたもの」と言っても、なかなか思いつくものではありません。そこで「思いつくもの」の作り方について次に紹介します。

(1) 動詞で探す

まず、「これならできそうだ」と思える仕事を動詞の単位で探します。動詞には、

・「話す」
・「書く」
・「洗う」
・「探す」
・「○○する」

などの「ウ行」で終わる言葉がたくさんありますよね。思いつくだけ列挙してみて、その中からあなたの好きな動詞を選びます。

例えば、「書く」が好きであれば、仕事は「書く仕事」から選ぶことになります。

(2) 動詞を具体的にする

次に、選んだ動詞を具体的にしていきます。「書く仕事」なら、

・「誰に」
・「何を」
・「どうやって」

などを決めれば自ずと絞られていきます。

例えば、

・「多くの人に」
・「ニュースを」
・「インターネットで」

と決めれば、ニュースサイトのライターを目指すことになるわけです。

(3) すぐやってみる

具体的に目指すものが決まれば、すぐにやってみましょう。

例えば、ニュースサイトのライターを目指すとしたら何をしたらいいと思いますか?

・ニュースサイト作り
・既存のサイト制作者にライターとして応募する

などの手段が思いつくでしょう。思いついた手段をもとに行動してみると、それなりの動きが自然に決まってきます。

(4) ストレスが大きければ手段を変える

実際に思いついた事をやってみてストレスになることもあります。その場合は、手段を変えることが望ましいです。

ニュースサイトのライターの例で言えば「記事投稿のストレスが大きい」と感じたときに

・記事投稿の数を減らす
・記事投稿をやめて、編集者や批評家になる

などの手段に変えるのが望ましいです。

ストレスは「何かを変えた方がいい」というサインですので、遠慮なく手段を変えていきましょう。

ここで重要なポイントは、

上記(2)で決めた行動のテーマを変えずに手段を変えること

です。このことを野球に喩えるなら、

・投手をやめずに先発投手からリリーフ投手に転向する
・野球のプレーをやめて指導者になる

などのことです。つまり、野球や投手という大きなテーマは変えずに小さなテーマを変えるようなことです。

ですから、大きなテーマを決めてしまえば、その後は小さなテーマを次々に変えていけばいいわけです。

根本思想:田中和彦のキャリアデザイン

プロ意識をもって仕事に打ち込むビジネスマンこの道具は、人材コンサルタントの田中和彦氏の考え方を根本思想としています。

田中和彦氏は人材コンサルタントから出版、映画関係まで幅広い分野でご活躍されていますが、主に人材開発やキャリアデザインに関することにおいて様々なことを提唱されています。

その一つに『それでも仕事は「好き!」で選べ』という著書があり、その中で田中和彦氏は次のことを述べています。

「やってみると自分の未知の可能性に出会える」

自分では好きだと思いもしなかったことでも、実際にやってみると、次第に好きになっていくことが本当にあるのです。
(中略)
やってみるからこそ、自分の未知の可能性に出会えるチャンスも出てくるというのは事実です。 

※引用元:『それでも仕事は「好き!」で選べ』(田中和彦・著)88~89頁より

就職前は「何をしたらいいかわからない」という悩みを抱えるものですし、どんな成功者も初めから好きなことができたから成功したというわけではありません。

少しでもいいので何かをやってみることで「新しい自分」が表れ、それに気づいてくるものです。そして、次々に「新しい自分」を生み出していき、その道のプロとなっていくわけです。

ですから、「自分が何者か」を知るには「何かをやってみること」でしかわからないのです。

そこで、今回の記事では「何かをやってみること」へのヒントとして「好きな動詞を探すこと」を提唱いたしました。

「真剣にやることで何かが見えてくる」

好きなことがわからなくても、目の前の仕事には一生懸命になれるはずです。その仕事に打ち込み、真剣にやることで、そこから何かが見えてくることもあります。

※引用元:『それでも仕事は「好き!」で選べ』(田中和彦・著)85頁より

どんな仕事も、やってみると「これは面白い!」と思えるものがあります。なぜなら、仕事には目標があり、その目標を達成することが快感になるからです。

快感が忘れられずに次々にあらゆる仕事に取り組む意欲が生まれてきます。

また、その快感への欲求が大きくなり、「何をしたら、より大きな快感を味わえるか」ということが見えてくるものです。

例えば、英語を教えることが快感な場合に、それよりも大きな快感を求めるには何をしたらいいと思いますか?

筆者が思いつくのは、通訳や翻訳家です。英語を教えることへの快感に飽きた人は通訳や翻訳家を目指すものと考えられます。

そのように、基本的な快感をベースにその人の仕事が自然に発展していくわけです。

迷ったときは「好きな動詞」を求めて何かをやってみよう!

どんなことでも何かに挑戦してみることで将来が見えてくるここまで「思いついたものをすぐにやってみる」という道具のメリットと使い方について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

「思いついたものをすぐにやってみる」とは「これならできそうだ」と思えるものをやってみることで、その手順は次のとおりです。

(1) 動詞で探す
(2) 動詞を具体的にする
(3) すぐやってみる
(4) ストレスが大きければ手段を変える

好きな動詞を決めて6W1Hに応える形に具体化していくと自ずと「本来すべきこと」につながっていくはずです。なぜなら、脳の無意識の領域の求めている答えが「好きな動詞」中心にあると考えられるからです。

「好きな動詞」中心に仕事をするようになれば、たとえ重要ではない作業であっても、「この仕事をするために生きているわけではないんだよな」と思うことはありません。

「皿洗い」をしている人も「皿洗いのために生きている」と思っていたら人生真っ暗になりますが、「きれいにする」を好きな動詞に選んで「皿洗い」をしているのなら「衛生管理のプロ」になれます。

「好きな動詞」、大事です。

これからは「好きな動詞」を求めて仕事をしていってみてはいかがでしょうか?

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