人生をやり直したい場合に何を変えるといいのか?

人生をやり直したいと考えている人あなたは、人生をやり直したいと思うときがありませんか?

あるとき人生の壁にぶつかり、そこから前に進めず、そんなときに

「昔に戻れればこんなことにならなかったのに」

と思うのではないでしょうか。

この思いは、どんなに恵まれた環境の下で生活している人であっても抱えるもので、現在の状況が好転したとしても次から次へと別の大きな問題にぶち当たるものです。

ここで何が問題かと申しますと、問題の難易度によっては解決できないこともあるということです。「ある問題は解決できるけど、別の問題は解決できない」なんて困りものですね。

そこで、効果を発揮する道具を紹介します。それは、

「抽象度を上げる」

です。この道具を使うと、あらゆる悩みを解決しやすくし、広い視野を持って世の中を俯瞰することができます。

では、「抽象度を上げる」という道具について詳しく紹介します。

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「抽象度を上げる」とは?

抽象度を上げるとは空の上から鳥瞰するようなことである「抽象度を上げる」とは、「具体的にする」と反対の作業のことです。

例えば、「あの人と会った」と言われた場合に「あの人」が誰なのか気になりますよね。

「あの人」を具体的にすると、

「あの人」→「日本の人」→「東京の人」→「東京勤務の〇〇さん」

などのようになります。「抽象度を上げる」には次のようにこの逆の動きをとればいいのです。

「東京勤務の〇〇さん」→「東京の人」→「日本の人」→「あの人」

これを応用すると、「〇〇さん」の特徴を捉えた場合に「日本の人に〇〇さんの特徴の人がどれだけいるのだろうか?」などのような高い視点を持つことができます。

勿論、「〇〇さん独自の特徴」か「日本の人に多い特徴」かは考察次第です。

「抽象度を上げる」の使い方とは?

具体的に説明すると図のようになるでは、「抽象度を上げる」をどのように使えばいいのか、具体的な例で紹介していきます。

人生の悩みで使う場合

例えば、「結婚をしないと老後が不安」という悩みを抱えているとします。

まず、この悩みを矢印で結ぶと「結婚をしない→老後が不安」というものでありますので、少し具体的な解釈をしているものと言えます。他の解釈ができる余地もありますから。

そこで、「抽象度を上げる」を使ってみると、

変更前:「結婚をしない → 老後が不安」
            ↓
変更後:「結婚をしない = 老後に夫婦関係がない」

という解釈に変わります。ここには、矢印がイコールの関係に変わっていることにポイントがあります。「老後が不安」はその人特有の解釈でありますが、「老後に夫婦関係がない」は事実を言っているだけです。

ちなみに、ここで少し考えていただきたいのですが、「老後に夫婦関係がない」ことが本当に不安なことなのでしょうか?

相手が口うるさい人だったり、暴力的な人だったとしたら、いない方がマシですよね。そもそも、結婚をしても夫婦の一方が亡くなれば「老後に夫婦関係がない」という状況には変わりないですよね、同時に死亡することのない限り。

このことから「抽象度を上げる」を使うことにより「結婚をしない=老後が不安」という理屈は成り立たないと言えるので、不要な不安を解消することができます。

仕事の悩みで使う場合

例えば、「営業の電話を100件かけても契約1件も得られない」という悩みを抱えているとします。

この悩みに「抽象度を上げる」を使ってみると、

「営業の電話を100件かけても契約1件も得られない」
      ↓
「営業しても契約を得られない」
      ↓
「営業が必要とされていない」

となります。「必要とされていない」と理解できれば、

「この商品(サービス)が必要な人は誰か?」

という高い視点を持つことができます。

サービスの必要ない人に営業努力しても無駄ですからね。対象者を絞ったり、営業の内容に工夫を加えてみることで改善されるのではないでしょうか。

このことから、「抽象度を上げる」を使うことにより無駄な行動を効率的な行動に変えることができるのです。

根本思想:苫米地英人の抽象化思考のすすめ

頭を柔らかくして生きやすい人生にしていく考えを持つこの道具は、認知科学者・苫米地英人氏の提唱する抽象化思考を根本思想としています。

抽象化思考を最初に提唱したのが彼なのかは定かではありませんが、「抽象度を上げる」をGoogle検索してみると、彼の名前が出てきます。

確かに彼の著書を読むと、次のようによく登場してくる言葉であります。

イライラやモヤモヤから脱し、感情というゴミに埋もれないためには、抽象度を上げる、つまり視点を上げて自分を客観視し、視界を広げていくことが重要なのです。

※引用元:『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!』(苫米地英人・著)22頁より
『苫米地英人大全1 成功への思考法』(苫米地英人・著)191頁にも同文あり

抽象度を上げられるようになると、コミュニケーションもうまくとれるようになる。

※引用元:『苫米地英人大全1 成功への思考法』(苫米地英人・著)193頁より

年収1億円というような具体的なゴールをつくるのではなく、自分が本心から望むやりたいことを、抽象度の高い形で描きます。

※引用元:『「言葉」があなたの人生を決める』(苫米地英人・著)184頁より

天才と言われる人たちに共通している点は、非常に高い抽象度を持っていることです。
抽象度が高くなると、普通の人が見ることができない情報空間を観ることができます。

※引用元:『立ち読みしなさい!』(苫米地英人・著)251頁より

これらの文から「抽象度を上げる」メリットとして、

・コミュニケーションをとりやすくすること
・不快な感情の解消
・モチベーション向上
・発想を豊かにすること

などが挙げられ、「抽象度を上げる」は人生のあらゆる悩みを解決するのに必要な必須アイテムと言えます。

「抽象度を上げる」ことは「哲学」

「抽象度を上げる」ことは「哲学」にもなっていると言えます。

なぜなら、「哲学」とは「世界とは?」や「人生とは?」などと疑問を抱きながら本質的に捉えようとする思考法や学問のことでありますが、「抽象度を上げる」と同様に物事を本質的に捉えようとする視点があるからです。

そのため、

「哲学する」=「抽象度を上げる」

と捉えることができます。世界や社会のあらゆる現状を把握して、哲学してその本質を捉えることによって、あらゆる問題点が改善の方向に向かいます。

「哲学」と言うと「意味のわかりにくい言葉の羅列」や「禅問答のようなもの」などと捉えられがちですが、普段日常で私たちも自然に行えることなのです。

いろいろ哲学して広い視野で世界を見直してみよう!

世界を見直して人生の見方を変えてみる視点ここまで「抽象度を上げる」という道具について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

「抽象度を上げる」は「具体的にする」と反対のことを行うことでありますが、

・コミュニケーションをとりやすくすること
・不快な感情の解消
・モチベーション向上
・発想を豊かにすること

などの効果が期待でき、人生のありとあらゆる問題を解決の道へ導いてくれる道具です。

また、「哲学」の意味についても上記で少し触れました。社会科の授業のように定義すると毛嫌いしてしまいがちなものですが、言ってみれば「抽象度を上げる」とほぼ同義なので、そんなに難しいことではないですよね。

これからは「哲学」して世界を見直してみると、見えていなかった世界も見えるようになり、生きやすい人生に変えられるのではないでしょうか。人生をやり直すことはいくらでもできると考えられますよ!

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