人生の転機がわかる?占いより効く後悔しない選択のコツを紹介!
あなたは、さんざん人生の選択に迷った挙句、後悔したことがありませんか?
人生には次から次へと選択が迫られるものでありますが、ある一つの選択の誤りによって人生が左右されることもあるので、迷うことがありますよね。
例えば、
・就職先の選択
・結婚相手の選択
・住居の選択
などは人生の重要事項でありますので、後悔したくないものですよね。そのため、占い師に頼る人もいますが、どんな占い師に聞いても、結局選択するのは自分次第でありますので、なかなか答えが出ないのではないでしょうか。
そんなときに役立つ人生の道具を紹介します。それは、
「選択肢を捨てる」
です。この道具を使うと、スムーズに良い決断をすることができます。
では、「選択肢を捨てる」という道具について詳しく紹介します。
「選択肢を捨てる」とは?
「選択肢を捨てる」とは、特定のものを「初めから存在しなかったもの」とみなすことです。
例えば、あなたの目の前に2つの未来の可能性があり、未来Aと未来Bが選べるとします。すると、選べる段階では迷うことが多いものです。
そこで、どちらかの「選択肢を捨てる」ことで、必然的に迷いがなくなります。
つまり、迷いがあるのは「選択肢を捨てていないこと」が原因だと言えます。
「選択肢を捨てる」方法とは?
一般的には、「選択肢を捨てる」には自分なりの何らかの基準を設けるはずですが、それでも迷う場合がありますよね?
そこで、迷う場合の「選択肢を捨てる」方法には、直感やサイコロを利用することをオススメします。(サイコロは、鉛筆転がしやコイン投げ、花占いなどで代用しても可。以下同。)
あなたはそれを聞いて、
「え?」
と思いましたか?
しかし、選択肢を「捨てた後」よりも「捨てる前」の状態の方が、精神的に辛いものです。
就職先の選択の場合
就職先の選択の場合では、いくつもの内定が決まっていると迷うものです。迷えば迷うほど辛くなります。
そこで、直感を使い、その感覚としては「何となくいいかな?」の程度のものがあれば、その選択肢を選べばいいのです。
それでもし、直感の感覚がなければ、サイコロで決めましょう。長い時間かけて慎重に考えたところで、選ぶ行為自体には変わりありません。
結婚相手の選択の場合
結婚相手を選択する場合でも「この人と結婚して本当に大丈夫かな?」と思うことがよくあるものです。
この場合でも直感を使い、「何となく信用できる人」などの好感が持てるようであれば、その人に決断してしまえばいいのです。
おそらくこの選択に迷いがある人には、「この人よりもっと素敵な人がいるはず」という心理があります。その場合には、その心理を大事にして、丁重にお断りしてみてはいかがでしょうか?
ただ、丁重にお断りし続けているうちに婚期を失ってしまう不安もあるものです。しかし、適度なタイミングで「これ以上素敵な人はいないだろう」という直感が働くはずで、そのタイミングが婚期となります。
結局のところ、相手の内面のことは誰もわからないので直感だけが頼りになります。
住居の選択の場合
住居の選択の場合でも、いろんな物件を見て回って、似たような物件ばかりで迷うことがよくあるものです。
そんな場合も上記の場合と同様に、直感を使うと良い決断がしやすいです。
例えば、
「広くて素敵な部屋なのに、なぜ凄く安いのだろう?」
と思ったときは、直感を使えば「怪しい」と思うはずです。「怪しい」と思えば、「迷惑な隣人や幽霊の出るようなワケアリ物件」などの危険性を感知します。
反対に、「何となく良さそう」という程度の直感で選べる物件が、あなたにとって丁度良い条件である可能性が高いです。
元プロ野球選手の新庄剛志さんの例
かつてテレビで放映された『クイズ$ミリオネア』の中で、新庄剛志さんが挑戦されました。彼はクイズに答えられる知識があまりありませんでしたが、1,000万円を獲得できました。どんな方法で4択問題に答えていたかご存知ですか?
彼は、
「鉛筆を転がす」という方法
で解答し、それがすべて正解だったのです。
このことから、わからない問題に対して時間をかけてグズグズ考えるよりも、わからないときは直感やサイコロなどを利用して選択するのも一つアリだと言えます。
この方法は、先入観やバイアスに左右されることがないという点でもメリットがあります。先入観やバイアスに左右されると、大抵は間違った選択に陥りがちになります。
基本概念:選択肢過多効果
この道具は、「選択肢過多効果」という心理傾向を基本概念としています。「選択肢過多効果」とは、多くの選択肢により判断力を低下させる効果のことです。
この効果が証明された、次の実験があります。
(1) 24種類のジャムを販売。
その結果、6割の客が試食し、3%の客が購入。(2) 6種類のジャムを販売。
その結果、4割の客が試食し、30%の客が購入。※スタンフォード大学のマーク・レッパーとコロンビア大学のシーナ・アイエンガーによる実験
この実験結果から、選択肢をたくさん用意すると注目されやすいですが、購入に結びつかないということがわかりますね。
選択肢過多効果は脳と関係がある?
脳研究者の池谷裕二氏が、著書の中で次のように述べています。
脳が同時に処理できる情報量は有限です。許容量を超えると、選ぶこと自体をやめてしまいます。
※『自分では気づかない、ココロの盲点』(池谷 裕二・著)22頁より引用
つまり、選択肢が多いとそれに対する判断の量が多くなり、脳内がパニックになり、結果的にどの選択肢も選ばないという結論になりやすいということです。なぜなら、選択しないことにより脳への負荷をやわらげることになるからです。
このことを図式にすると、次のとおりとなります。
選択肢が多い
→ 判断すべき量が多い → 脳の許容量オーバー → 無選択
そのため、どうしても「無選択」という選択肢を避ける必要がある場合には、上述のように直感やサイコロなどを利用して選択肢を捨てて減らす方が得策と言えます。
選択肢を絞って人生を楽に生きよう!
ここまで「選択肢を捨てる」という道具について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
選択で失敗しないためには、熟慮する前に選択肢を減らすことが重要と言えます。
そもそも、どんな選択にも失敗はつきものです。良いと思う選択をすることよりも、選択した後で改善策をとっていくことの方が望ましいのではないでしょうか?
「熟慮の末の決断=良い決断」は妄想で、以前に紹介しました「熟慮の悪魔」により、良からぬ決断になってしまうこともあります。熟慮している隙に心の中に悪魔が入り込むのです。
※「熟慮の悪魔」については、別の記事「優柔不断は判断に悪魔が宿るせい?決断できないときに効く方法を紹介!」で詳しく紹介していますのでご覧ください。
これからは「選択肢を捨てる」で悪魔に入られる隙を作らず、人生を楽に生きることを目指してみてはいかがでしょうか?