スランプに陥ったときに効く?ジブリ映画『魔女の宅急便』の名言を紹介!
あなたは、スランプに陥ったときにはどんなことをしようと思いますか?
スランプの症状の多くは、
・何をしても面白くない
というもので、何をしようとしてもつまらない状況に陥ります。
そんなときに効くのが、ジブリ映画『魔女の宅急便』の名言です。
『魔女の宅急便』は宮崎駿氏の脚本によるものでありますが、特にウルスラのセリフは宮崎駿氏本人の語りのように感じられる部分があり、心に響いてきます。
そこで、今回の記事では、ジブリ映画『魔女の宅急便』のウルスラの名言から得られるスランプからの抜け出し方について紹介します。※一部ネタバレの部分がありますので、その点についてご理解の上でお読みください。
ジブリ映画『魔女の宅急便』の登場人物「ウルスラ」とは?
『魔女の宅急便』のストーリーを知っていても、「ウルスラ」という名前には記憶にない方が多いのではないでしょうか?
それもそのはずです。一度も劇中で「ウルスラ」と呼ばれていないのですから。しかし、ストーリー上においては重要な人物です。(余談ですが、キキとウルスラの声の声優が同一であり、しかもあの名探偵コナンの声優・高山みなみさんであることも放映当初話題でありました。)
改めて説明しますと、「ウルスラ」とは、主人公キキが宅配物を森の中に落としてしまい、そこで出会う画家の少女です。こう言われてみれば、ご覧になった方は思い出されるのではないでしょうか?
キキは「ウルスラ」との出会いにより、魔法が使えなくなるというスランプから抜け出し、最後に友達のトンボを救命することにつながっていきました。
スランプに効く「ウルスラ」の名言とは?
キキにスランプから抜け出すきっかけを与えた「ウルスラ」の名言を3つ紹介します。
(1) 「描いて描いて描きまくる!」
ウルスラが「私もよく描けなくなるよ。」と言うと、キキ「そういうとき、どうするの?」と質問します。
それに対して、ウルスラはこう答えます。
「そういうときは、ジタバタするしかないよ。
描いて描いて描きまくる!」
宮崎駿氏の脚本によるものですので、ご自身の経験からも含みのあるセリフとも考えられます。
「行き詰まったとしても、とにかく何かをやってみる」という方法は、スランプから抜け出す方法の一つと言えそうです。
(2)「散歩をしたり、景色を見たり、昼寝したり、何もしない。」
「描いて描いて描きまくる!」の答えに対して、キキは「でも、やっぱり飛べなかったら?」と質問します。
それに対して、ウルスラはこう答えます。
「描くのをやめる。
散歩をしたり、景色を見たり、昼寝したり、何もしない。
そのうちに急に描きたくなるんだよ。」
つまり、今取り組んでいたこととは全く別のことを行い、リラックスするという方法ですよね。この方法からも、スランプから抜け出せる可能性が考えられるのではないでしょうか。
「散歩をしたり~」は脳科学においても合理的?
人間の脳は
・左脳(勉強や仕事などで理詰めに使う脳)
・右脳(遊びや芸術などの感覚・感性に使う脳)
とに大別でき、一般的に左右偏ることなくバランスよく使うことが推奨されています。その理由は、一方に偏ると脳の疲労を引き起こし、ストレスが生じることにあるとされています。
※なお、左右の脳のバランスのとり方については別の記事「仕事で疲れる原因は「左脳の酷使」にある?疲労回復の方法を紹介!」で詳しく紹介しております。
そのため、今取り組んでいるものが上手くいかないことは脳の疲労のサインであることも考えられます。脳が「何か別のことをしてくれ!」と叫んでいるでしょう。
このことから、ウルスラの「散歩をしたり~」のセリフは脳科学的にも理にかなっていると言えます。一生懸命何かに夢中に取り組んだら、どこかで一区切りをして、リラックスすることにすることが望ましいでしょう。
例えば、「考えることをした後には考えないことをして、さらにその後で再度考えることをする」というパターンが理想と言えます。
(3)「神様か誰かがくれた力なんだよね」
キキは「(魔女の)血で飛ぶ」と言い、ウルスラはそれに対して次のように言います。
「魔女の血、絵描きの血、パン職人の血。
神様か誰かがくれた力なんだよね。
おかげで苦労もするけどさ。」
あなたの血は、何の血でしょうか?
それは、親から受け継いだものとは限らないでしょう。例えば、あなたにとって、
・無性にしたくなるもの
・生きがいの持てるもの
・初めはその気がなかったけど、やってみると意外に面白くなってくるもの
があれば、それをするための血が流れている可能性もあります。キキは魔女の血が流れていることを自覚して、自分の魔法の力を信じて飛ぶ力を復活させることができました。
あなたも「〇〇の血」を自覚することによって、自分に秘められている力を信じることができるはずです。そして、信じることができれば、スランプから抜け出せるのではないでしょうか?
スランプだと思ったら『魔女の宅急便』を思い出そう!

ここまでジブリ映画『魔女の宅急便』のウルスラの名言から得られるスランプからの抜け出し方について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
ウルスラの言葉は宮崎駿氏の経験と重なる部分があるものと考えられ、特にスランプに陥ったときに効くものです。
スランプに陥ったら、ウルスラの考え方の次の
(1) とにかく何かをやってみる
(2) ダメなら中断して、休む(散歩や昼寝など)
(3) 自分には「〇〇の血」が流れているものと自覚する
の3つが役に立ちます。
これからは、「スランプに陥っているな」と思ったら『魔女の宅急便』を思い出してみてください!