本物の日本人なら知らないと恥ずかしい!女系天皇賛否の3つの論点とは?

政権が代わり、早速、皇室存続の危機が話題になっています。

あなたは、女系天皇を認めた方がいいと思いますか?

世論は微妙です。まず論点が何なのかが理解されていない印象です。

マスコミの変な取り上げ方により、論点が混ざってしまっているのです。

そこで今回は、本物の日本人なら知っておきたい女系天皇賛否における3つの論点について紹介します。

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「次の天皇は悠仁さまか愛子さまか」は女系天皇の論点か?

天皇の存在意義を知ると日本人として生きる意味を学ぶことができる
Photo by Kanesue - 天皇陛下即位宣言 号外 静岡新聞

この論点は、「女性天皇でも問題ないか」というものです。

多くのメディアが女系容認論にこの論点を混ぜて、女性天皇と女系天皇を混同させているのです。

そのせいで、世論調査に回答した人の認識は

女性天皇と女系天皇の違いがよくわからないけど、べつに女性だろうが女系だろうが問題ないだろう

です。

結論から言えば、愛子天皇はOKです。女性天皇は先例がありますから。

ただ、女性天皇の論点は女系天皇の論点とは違います。

そもそも、「女系天皇」と「女性天皇」の意味自体が全然違います。詳細は、別の記事でご確認ください。

女系天皇賛否における3つの論点とは?

論点を箇条書きにして整理すると物事の本質を捉えることが可能になるでは、女系天皇の論点は一体何なのか。主として次の3つが挙げられます。

(1) 先例を無視していいのか

2000年以上続けてきた男系継承の先例を無視していいのかという論点があります。

今、先例を続ける意味が問われています。果たして、何の理由もなく2000年以上も続けられてきたのでしょうか。

女系天皇がダメな理由も別の記事で述べました。理由もなしに、2000年以上もの長い期間にわたって同じ継承方法をとったりしないでしょう。

それに、よく考えていただきたいのですが、現代の多数決で決められても、日本の歴史の中では圧倒的に少数派です。先例を無視することは、過去1000人の先人が同じ方法で同じ店を継承してきたのに、たった1人の考えによって店のコンセプトが替えられるようなものです。先人も含めて多数決で決めるなら、先人の圧勝です。

そもそも、余程の理由がなければ、長い歴史にわたる先例を無視することはできないでしょう。

現在、先例を無視しなければならないほど窮地に追い込まれた状況にあるのか、今一度考える余地があるのではないでしょうか。

(2) 皇室は男女平等であるべきか

「男系か女系かに拘る必要はどこにあるのか」という論点がありますが、男女平等という国民の道徳を皇室にも適用させようとする考え方です。

先例を続ける意味とともに、男系継承に拘る意味も問われています。

(1)の先例を続ける意味と同様に、2000年以上もの長い期間にわたって同じ継承方法をとってきた理由が何かあるはずです。

男系継承は「男性排除」の論理

元々、皇室は民間人の血を入れないように、皇室内の血統で皇位継承されてきました。

しかし、ときの為政者・藤原氏の政権により藤原光明子が民間人初の皇后となり、先例が破られました。当時にしてみれば皇室の危機なのですが、結果的に藤原氏は天皇の権威まで奪うことなく借りる形をとり、かろうじて皇統断絶の危機は免れました。

それ以来、特例として民間人でも女性のみ皇室に入ることが認められているのです。女性は政治に関わることがありませんでしたし、何より子を産めるからです。

民間人の男性が皇室に入ることを認めると、その一族による王朝が立ってしまうリスクが生じます。例えば、小室圭氏が皇族になることを認めるならば、将来的に小室氏の一族による王朝に代わるリスクがあるのです。皇統断絶の危機の際に、「小室氏の一族に皇統をつないでもらいましょうか」という話になりかねません。

このようなリスクを防ぐために、「男性排除」の論理で男系継承が行われているのです。
藤原氏が天皇の権威を借りる形をとったのも、このリスクを考慮してのことであり、政権の安定化を図り、天皇と一蓮托生の関係を構築したのです。

(3) 旧宮家を皇籍に復活させてもいいのか

保守派は「旧宮家を皇籍に復活させるべきだ」と主張しますが、このことにも問題がないわけではありません。

皇室には「5世孫の原則」があります。「皇位を継がない5世孫以下の皇族は、皇籍離脱しなければならない」というルールです。皇族の多い時代に作られました。源氏や平氏はそのときに設けられました。

このルールに則れば、旧宮家は皇籍に戻れません。

だからと言って、赤の他人を皇室に受け入れるのはいかがなものでしょうか。

「5世孫の原則」の目的は、「皇族が多すぎることによる財政問題の解決」にあります。現在とは全く違う問題に向けられたルールですので、ルールをそのまま当てはめるのも望ましいものではありません。ルールは神ではなく、人間が決めることです。ときの状況に応じてルールは変えていかねばなりません。

そもそも皇室について民主主義で決めていいのか?

民主主義は議会主義の意味であり、国民の意思を決める議論を必要とされる皇室典範を改正するには国会の議決を経ることになっていますので、世論の影響も多少受けるというイメージがあるのではないでしょうか。

しかし、国のあり方に関わる問題ですので、識見のない素人に判断することはできません。実際には、有識者の会議を経た上で国会の議決にかけることになるでしょう。

明仁上皇の生前退位や新元号の選定も、有識者の会議を経て決められました。

民主主義というのは、あくまでも建前に過ぎません。

そもそも「日本の民主主義」は「議会主義」

日本人の言う民主主義は「議会制民主主義」のことであり、全国民の多数決で決める民主主義ではありません。ですから、必ずしも民意が反映されるわけではありません。

そう申しますと「民主主義ではないじゃないか」というツッコミがあると思いますが、正しいです。「議会制民主主義」は、民主主義ではなく議会主義なのですから。

「騙されたのか」と思った方は、その感覚も正しいです。教科書の説明が、「政治は国民のみんなで多数決で決めるものである」といった内容になっていて不正確だからです。教科書を鵜呑みにせず、自分なりに確認する作業が必要なのが実態です。

政治家は素人の代表

政治判断する人は国民の代表者であり、素人です。実際には、識見者や官僚の意見を聞いた上で政治判断されます。

河野太郎氏や石破茂氏などは女系容認論者ですが、彼らの主張も素人意見です。

素人意見で政治判断されてはまずいです。第2のヒトラーを生み出します。我が国では民意の暴走を防ぐために議会主義にしており、議論に役立つ助言者として識見者や官僚が重宝されているのです。

ただ、「官僚主導」にならないように政治家もしっかり勉強しなければなりません。

我々一般国民も自分の国のことなのですから、ただぼーっと対岸の火事を眺めるかのように無関心でいるのではなく、政治家やマスコミの素人意見に流されないように勉強する必要があるでしょう。

日本人なら、皇室がどう存続されるべきか意識しよう!

天皇を戴き、日本の国体を知ることにより本物の日本人として幸福に生きることができる
Photo by Dick Thomas Johnson - Visit of the General Public to the Imperial Palace after the Accession to the Throne

ここまで本物の日本人なら知っておきたい女系天皇賛否における3つの論点について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

以上の論点をまとめますと、

・「次の天皇」が問題になっているのではない
・「次の天皇」が即位された後で男系子孫の候補がいなくなった場合、どんな手段があり、どの手段にはどんなリスクがあるのか

の2点です。

最低限この2点を論点から外さなければ、ある程度、皇室が今後どう存続されるべきか見えてくるのではないでしょうか。

マスコミや政治家が女系容認論をやたらに唱えていますが、識見者の意見ではどうなのか今後要注目です。

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