考えても答えが出ない悩みを解決?一瞬で行動を促す直感力を磨く方法を紹介
考えてもなかなか答えが出ないことってありませんか?
・「どうしたらいいんだろう」
・「自分は、本当は何をやりたいんだろう」
・「生きている意味がわからない」
など、人間には様々な悩みがあるものです。
そんなときには次の方法をオススメします。
「直感力を磨く」
このように申しますと、次の疑問が浮かぶでしょう。
「直感力を磨くとはどういうことをするの?」
気になる方は、「一瞬で行動を促す直感力」を磨く方法について下記にまとめましたのでご覧ください。
「一瞬で行動を促す直感力」を磨く方法とは?
次の方法を行うと「一瞬で行動を促す直感力」を磨くことができます。
(1) リラックスタイムを作る
論理を使わないことをしてリラックスをすると直感を磨くことができます。
なぜなら、リラックスしている間に直感が養われ、成長していくからです。
アルキメデスが入浴中に「アルキメデスの原理」を閃いたというエピソードは有名ですよね。入浴中はリラックスしていますので、直感力が養われるいい機会なのです。
あなたがリラックスできるものは何ですか?
一般的には、
・散歩
・好きな音楽や映画の視聴
・睡眠
といったものが挙げられますが、これらの時間が直感力を養う良い機会となります。
(2) 3秒で決める習慣を身につける
例えば、レストランに行くと「カレーも食べたいけど、ステーキもおいしそう」などと迷ったりしますよね。
選択の場面で次のような具合に「3秒で決めるルール」を自分で設定して決めるようにすると、直感力は磨かれていきます。
(ワン、ツー、スリーと数えて)「カレーをお願いします!」と。
そもそも選択に迷うというのはどちらも価値が似ているということですので、どちらかを選んだところで大して差があるわけではありません。
選択した後になって「やっぱりあっちにすればよかった」と後悔するような人は、仮に選ばなかった方を選んだとしても同じくらい後悔します。「隣の花は赤い」という心理です。
どのみち後悔するのなら、どちらでもいいではありませんか。だったら、直感で決めてしまえばいいのです。
(3) 就寝前に質問を用意する
就寝前に質問を用意しておくこともオススメです。これはあの有名な「マーフィーの法則」で語られていることですね。
なぜ就寝前に質問を用意しておくと、直感が磨かれるのでしょうか?
就寝中では意識の代わりに無意識が活動しているからです。
就寝中では夢を見たりしますよね。あれは記憶の断片を無意識が一生懸命に整理していて、偶然記憶の断片同士が結合して化学反応のようなものが起こり、それが夢のスクリーンに映し出されて、現実ではありえないシーンが夢として表れるからなのです。
そのおかげで起床後には記憶が整理され、脳がスッキリしています。
就寝前の質問については、就寝中に脳の記憶の倉庫の中で検索作業が行われます。起床後に「何となく〇〇の気がする」という感覚があれば、それがあなたなりの直感的な答えです。
ですから、「マーフィーの法則」はまんざらデタラメでもないのです。
(4) 思いついたことをすぐメモする
良いアイデアを思いついたらすぐメモするという習慣があると、直感力を磨くことができます。
なぜなら、思いついたアイデアのメモを後で確認してみると、
「どこからこのアイデアを思いついたんだろう?」
と自問し、アイデアの根源にたどりつく可能性があるからです。
アイデアの根源にたどりつけば、アイデアを出す方程式を作ることができます。
(5) 経験を積む
経験を積むことで直感力は磨かれます。
このことについては将棋の羽生善治氏が次のように述べています。
最後は直感で判断します。瞬間的にこれが正しいと感じるというのは、要するに、それまでの経験の積み重ねから脳がそう判断したということですから、ああでもない、こうでもないと理屈で考えた結果よりも、よっぽど信頼できます。実際、あとで振り返っても、直感で指した手が間違っていたというケースはあまりないのです。
これはどういうことかと申しますと、経験を積む度に
といった感覚が得られるので、経験が多ければ多いほど直感が磨かれるというわけです。
つまり、仮説と検証の繰り返しが直感の質を上げていくものだと言えます。
そもそも直感とは何なのか?
人間の脳には次の2つの認知機能があります。
・反応的判断システム(知覚刺激とほぼ同時に判断処理が行われる機能)
・熟考的判断システム(論理的思考により判断処理が行われる機能)
※これは行動経済学にある概念であり、『二重過程理論』の「システム1」と「システム2」と呼ばれるものを平易な表現にしたものです。
直感と言われるのは、このうち「反応的判断システム」の方です。
例えば、横断歩道を渡っている途中で信号が赤になれば走って渡り切りますよね。
そこで「信号が赤になったら右足と左足のどちらをどの位置に置けばいいのか・・・・」などと身体の各部の動きについて一々考えていたら、横から通る自動車にひかれて危険です。ドライバーが気づいてくれればラッキーですけど。
そのような危険に対して瞬時に感知と回避を行うための防衛機能として、人間には直感と呼ばれる「反応的判断システム」が生まれつき備えられているのです。
なぜ直感で判断すると成功しやすいのか?
自己啓発書ではよく「成功者は直感で判断することが多い」と書かれています。
これはそのとおりで、何かに成功するためには直感が必要不可欠です。
その理由について次のものが考えられます。
(1) 迅速に行動ができるため
直感を優先して行動すると行動が速くなりますので、多くの処理を次々に片付けることができます。
「仕事ができる人」の代表例に、まず「仕事が速い人」が挙げられますよね。
「仕事が速い人」は、あらゆる仕事を直感で判断して次々に別の仕事に着手しているのです。
勿論、直感で判断する分、判断の誤りが必然的に多くなるため、それだけ失敗が多くなります。しかし、失敗を改善させながら次々に仕事を進めているので仕事の質と量が同時に向上していきます。
これが「仕事が速い人=仕事ができる人」のメカニズムです。
(2) 無駄な時間を減らすことができるため
直感で判断してしまえば、熟考しても答えが出ない問題に要する時間を減らすことができます。
例えば、「自分の本当にやりたいことって何だろう?」と長い時間考えていても答えは出ませんが、「やりたいことは考えてもわからない。とりあえず○○をやろうと思いついたから、それをやってみよう。」と直感で判断すれば前に進みます。
つまり、直感は堂々巡りに陥ることを回避してくれる役割があるのです。
(3) 斬新なアイデアを多く出せるため
直感を使ってアイデアを出してみると、結構自分でも思ってもみなかったものが次々に浮かび上がってきます。
例えば、「もし十億円を持っているとしたら何に使うか?」という質問について10秒以内に答えてみてください。
・高級車
・高級住宅
・世界旅行
・プールやテニスコートを作る
などが浮かぶと思います。
今あなたが答えたアイデアは実現可能性の低いものばかりではないでしょうか?
そうなんです。直感は発想を自由にしてくれるメリットがあるのです。
そのため、直感を使うと斬新なアイデアを多く出すことができ、それらを活かして成功している人が多いのです。
もし人間に「熟考的判断システム」しか備わっていなければ、原始時代のまま変わらない世の中だったでしょう。
直感にはデメリットもある?
勿論、直感にはデメリットもあります。
直感ばかりに頼るとバイアスにかかりやすいのです。
例えば、口コミで調べたAレストランに行ってみたところ、隣のBレストランの長い行列を見て「Bレストランが有名でおいしいのかな?」と思って気になり、つい並んでしまうような状態がそれです。
特に、
・話題性
・希少性
・知名度
などに人間は弱く、それらにより別の直感が生まれて最初の直感が打ち消され、誘導されてしまいます。
ですから、時と場合に応じて論理的な思考判断も必要と言えます。
直感力を磨いて人生の幅を広げていこう!
ここまで「一瞬で行動を促す直感力」を磨く方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
特に熟考や論理的な思考が多めの人には、直感的な判断を取り入れることが望ましいです。
直感的な判断を取り入れることで
・行動が速くなる
・行動が多くなる
・無駄な時間が少なくなる
・アイデアが豊富になる
などの多くのメリットが生まれて便利です。
これからは直感を磨いて人生の幅を広げていってはいかがでしょうか。