オリンピック金メダル級にやる気を引き出す目標の設定の仕方とは?小平奈緒選手を参考に紹介!
あなたは、今取り組んでいるものの目標を達成した後は何をしますか?
この質問は、まるでアスリートの試合後に聞くインタビューのようですが、例えば、
・試験に合格した後のこと
・大きな事業が終わった後のこと
・競争で勝利が決まった後のこと
などについては、あまり考えないものですし、終わった後は一休みすることを意識しますよね。ただ、ある程度は考えておかないと、目標そのものがモヤモヤしたものになってしまいます。最悪の場合には、取り組んでいる途中で
「何のために、こんなことをしているのだろう・・・」
という迷いの道へ入り込んで、そこから脱することができなくなります。
そこで、効果を発揮する道具を紹介します。それは、
「通過点を設定する」
です。この道具を使うと、目標の位置付けを明確にすることができ、モチベーションを持続させることができます。この道具は、オリンピック金メダル獲得者の小平奈緒選手の名言をベースにしたものです。
では、オリンピック金メダル獲得者の小平奈緒選手の名言をベースに「通過点を設定する」という道具について詳しく紹介します。
「通過点を設定する」とは?
「通過点を設定する」とは、「目標」を「通過点」として設定するということです。「目標」を「通過点」として設定すると、目標の先のイメージも見えてきます。
自己啓発系の書籍には「目標を明確にしよう」という内容の記述が書かれていますが、この言葉でもピンとくる読者があまりいないものと思われます。明確にするのであれば、「目標」を「通過点」に位置付けることによって可能となります。
「通過点」とは?
例えば、名古屋駅を「目標」とし、東京駅から出発するとします。名古屋駅に到着すれば終わりでしょうか?
終わらないですよね。名古屋駅に到着した後には、
・駅構内や周辺をブラブラしてみる
・東京駅に戻る
・駅のホームでじっとしている
など何らかの行動に移りますよね。ということは、名古屋駅は「目標」であると同時に「通過点」でもあると言えます。つまり、「目標」の後には必ず次の行動に移す必要が生じます。
これは、どの目標にも言えることであり、「目標=通過点」ということが永遠についてまわります。ただ、ここで大事なのは
「目標は、何についての通過点であるか?」
ということです。
上記の例であれば、
・名古屋旅行における通過点
・在来線への乗り換えるための通過点
・名古屋市内で用事を済ませるための通過点
などが挙げられます。
何となく「目標」を「通過点」と捉えるイメージが見えてきたでしょうか?
では、よりわかりやすくするために、日常生活で活用する例を出して検証してみましょう。
ダイエットの例
例えば、これからダイエットに取り組み、「目標」を「体重70キロから60キロへ減量すること」とします。
まず「体重60キロ減量=通過点」として捉え、それが「何についての通過点」であるかを設定すればいいのです。
この例の場合、「何についての通過点」とは具体的には、
・「健康であり続けること」
・「美しいボディを作ること」
などが考えられるでしょうか。すると、「通過点の先」を見失わずに、モチベーションを持続しやすくなります。なぜなら、「通過点の先」はワクワクする内容であることが多いからです。
仕事の例
例えば、電話100件かけることを「目標」にするとします。
まず「電話100件かける=通過点」として捉え、次に「何についての通過点」であるかを設定すればいいのです。
この例の場合は、
・「数件と契約すること」
・「電話を週500件かけること」
などが考えられるでしょうか。その後、ワクワクする気持ちが生じてくることが望ましいです。
根本思想:小平奈緒の名言
この道具は、スピードスケートの小平奈緒選手の名言を根本思想としています。小平奈緒選手は平昌五輪で金メダルを獲得し、次の名言を放ちました。
「金メダルは名誉ですが、どういう人生を生きていくかが大事」
この言葉はまさにそのとおりで、金メダルを目指してきた人が金メダルを獲得したとしても、そこで人生が終わるわけではないですよね。つまり、どんなに大きな目標があったとしても、それは通過点に過ぎず、目標の後の道は永遠に続いているということです。
小平奈緒選手は金メダルを獲得した後で、また次のように発言しています。
「オリンピックは通過点の部分がある。世界記録への挑戦を続けます。」
もし、あなたが金メダル獲得できたとしたら、その後どうしますか?
「とことん休んだ後は、たくさん旅行やグルメなどに行って豪遊する」などと考える方もいらっしゃると思います。
しかし、金メダリストの考え方は違うのです。金メダリストにとっては「金メダル獲得=通過点」であり、それが「世界記録を更新するための通過点」であるからこそ、金メダル獲得へのモチベーションを高め続けることができたと考えられるのではないでしょうか?
永遠の希望の光を見つけて追い続けてみればそれ以上に得るものはある!
ここまで「通過点を設定する」という道具について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
「目標は大きい方がいい」とよく言われているものでありますが、それは「目標=通過点」であり、「通過点の先」まで見通しよくしておくといいという意味とも解釈できます。
なお、上記に紹介した「通過点を設定する」方法をまとめると、次の図式となります。
「目標」を「通過点」として捉える
↓
「何についての通過点」かを設定する
なお、「目標」を変更しようが通過しようが、この方法を繰り返すことには変わりありません。どんな「目標」も「通過点」として永遠についてまわりますから。
そういう意味で、数々の「目標」を通過することは永遠の希望の光を追い続ける行動とも言えそうです。希望の光まで永遠にたどりつかないものであっても、追い続けている間に得ているものがたくさんあるはずです。
もし、あなたも今目指している「目標」があるのなら、「通過点の先」の先まで是非追い続けてみませんか!?
★他にもやる気を引き出す記事まとめがございますので、是非ご覧ください。