妄想癖は人生の障害?後悔しないための夢と現実の折り合いのつけ方を紹介!

夢と現実との間で葛藤して苦しんでいる人の心理は複雑あなたは夢と現実の葛藤に悩まされていませんか?

例えば「歌手になる夢」を持っている人は、

「歌手になりたいけど、オーディションに落とされたらショック」

と慎重に構えているものです。

しかし、オーディションに落とされることはそんなにショックでしょうか?

落とされたら落とされたものとしてまずは厳しい現実を受け止め、そこから再挑戦するのか別の道に行くのかを決めればいいだけです。

と正論を言ったところで、結局再び葛藤に苦しむのが現実です。それだけ後悔が怖いんですよね。

そこで、今回は後悔しないための夢と現実の折り合いのつけ方について紹介します。

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対話エピソードから見る「夢を追う人」の頭の構造とは?

頭の中が夢でいっぱいで妄想癖の脳の構造は複雑なようで実はシンプルまず、参考までに筆者の姉を例に「夢を追う人」の対話エピソードを紹介します。

姉はデザイナーの夢を持ちながら洋裁のアルバイトをしていますが、毎日面白くなさそうな顔をしています。

そこで、筆者は姉に話を聞いてみたところ、次のような会話になりました。

筆者:なぜそんなに面白くない顔をしているの?

姉:東京から来るデザイナー関係の友達とクリスマスに会う約束をしたんだけど、私は石川県のグルメ情報に利用されている気がして。

筆者:でも、姉さんはその友達と交流したいんでしょう?

姉:デザイナーの夢は捨てられないから、その友達は大事にしなければならないんだ。

姉さんはね、趣味でグルメリポーターをやりたいと思っているの。グルメ情報についてSNSで発信したら多くのフォロワーに支持され、フォロワーの希望によりグルメツアーの実行にまで至ったこともあり、凄くウケがよかったんだ。だから自信がある。

でも、プロとしてはデザイナーでありたいんだよ。

テレビでもいるでしょう? 弁護士や医者でありながらコメンテーターになっている人とか。

これからの時代は二足の草鞋の履ける人が生き残れると思う。

だから姉さんはね、ここ(石川県)にいちゃダメなんだよ。本当は東京にいるべきなんだよ。東京にいないと情報収集に遅れをとるからね。

姉のように高い理想を持つ方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

「これからは二足の草鞋が生き残れるのだ」という点は一理あるものですが、「現状からどのようにしていくか」という視点のない点が残念に感じました。

なぜなら、現在の姉には「二足の草鞋」に向けた行動がないからです。

夢ばかり語る妄想癖の人には「夢と現実をどう折り合いをつけていくか」が課題ではないでしょうか。

後悔しないための夢と現実の折り合いのつけ方とは?

夢を追うばかりでなく厳しい現実と向き合うことで精神が充実してきて幸福を得られる人生となるでは、夢と現実の折り合いをつける方法について紹介します。

(1) 厳しい現実を受け入れる

まず厳しい現実を受け入れる必要があります。そうでなければ、「現在の自分」を否定することになるからです。

「現在の自分」を否定するとどうなると思いますか?

必然的に「面白くない毎日」になるはずです。毎日不満だらけの生活を想像してみてください。そのうち「生きていても仕方がない」という考え方になってきます。

姉も「毎日廃人のように生きている」とよく言っています。

「ないもの探し」をするとキリがありません。たとえ何かいいものが見つかったとしても「まだ何かが足りない」と思って「ないもの探し」を再び始め、その繰り返しが続いて永続的に満足しないからです。

そもそも人間は満足しない動物?

そもそも人間は永続的に満足しないように作られているのです。満足したら、そこで人生終わりですから。満足しないからこそ、足りないものを満たそうとするための行動が生まれるのです。

ただ、いくら不満でも「現在の自分」を否定していては建設的な方向には向かいません。姉の言う「廃人」のような姿勢になってしまいます。

そうではなく、現在できることの中で面白いと思えるものを見つけ出し、それに夢中になることが望ましいです。

面白いと思えるものは結構あるのではないでしょうか。

・読書
・映画鑑賞
・音楽鑑賞
・スポーツ
・料理

など。やってみると意外にハマるものです。気晴らしになりますし、得意になることにより将来の仕事を得る機会にもなります。

(2) 理想が崩れた場合も想定する

理想が崩れた場合もある程度想定しておく必要があります。

理想が崩れたときの逃げ道がなかった場合の自分を想像してみてください。

苦しみもがく自分がいるはずです。中には、その苦しみを回避しようとして自殺をする人もいるくらいです。

そもそも理想を追うばかりが人生なのでしょうか?

この問いに答えるためのヒントとして一つ考えていただきたいのが、

「あなたの命は何のためのものか」

ということです。「そんな大げさなことを考えなくても」というツッコミもあるでしょうが、それは面倒で考えたくないだけです。人生を生きていくにはこの問いを避けてごまかして通るわけにいきません。

自分の命は何のためのものか?

あなたは自分の力で生まれてきませんでしたよね。誰の力で生まれてきたのでしょうか?

母親だけでなく、父親や祖父母、それ以前の血族の遺伝子をも受け継がないとあなたは生まれてこなかったはずです。

少なくとも考えられるのは、命はあなただけのものではないということです。ということは、自ら勝手に人生を終わりにせずに生き尽くす必要があると言えます。

つまり、理想よりも生き尽くし方を考えることが望ましいです。

それこそが親や祖父母、それ以前の血族の願いです。自ら勝手に自分の命を粗末にしてしまうのは彼らを裏切ることになります。

だからこそ、理想だけでなく現実もしっかり受け止める必要があるのです。

(3) 理想にリンクした行動をとる

理想を持つからにはそれにリンクした行動をとることが必要不可欠です。

リンクした行動がないと、餅を絵に描いて「この餅はきっとおいしいよ」と想像(妄想)するようなものです。理想を追っていると、このような妄想癖が身についてしまいます。

ですから、常に「理想にリンクした行動をとっているか」について現在の姿勢を確認しておく必要があります。

姉の例で言えば、「二足の草鞋を履くための行動」をしていく必要があるわけです。それがなければ、絵に描いた餅を楽しむだけの趣味でしかありません。

根本思想:「仮想の自分と比較しない」考え方

人生からの問いやヒントとなる著書この道具は、苫米地英人氏の「仮想の自分と比較しない」考え方を根本思想としています。

苫米地英人氏著書『騙されない生き方』の中で次のように述べています。

仮想の自分と比べるなんてアホだよ。
(中略)
仮想の自分に比べれば、現在の自分は、必ず負けるに決まっているから、いつまでも負け戦を続けるようなもの。「高次の自分をつくりたい」という欲求が、同時にいつも、「自分はダメだ」という自己説得になってしまう。これでは永遠に幸せになれないよ。

※引用元:『騙されない生き方』(苫米地英人・中村うさぎ 共著)88頁より

あなたは「仮想の自分」と比較していませんか?

「理想の自分」も「仮想の自分」の一形態でありますが、「理想の自分」は「現在の自分」よりいつも高い位置にいるので「不満な毎日」になります。まさに苫米地英人氏の仰るように「永遠に幸せになれない」状況となるでしょう。

「仮想の自分」を意識すると苦しくなる

「仮想の自分」はあくまでも仮想であり、現実には存在しません。

自己啓発書ではよく「“ 将来私は幸せになっている ”と毎日つぶやきなさい」と書かれていますが、逆効果です。なぜなら「現在の自分を否定しなさい」と言っているのと同じですから。

「現在の自分」を否定するとよくないのは上述のとおりです。

それよりも「現在〇〇していこう」と現実と向き合う姿勢でいる方が望ましいです。そうすることで自然な形で「理想の自分」は作られていきます。

「将来自分は○○であるべきだ」と理想に当てはめようとするのではなく、「現在の行動に工夫を取り入れると自然発生的な理想になっていく」というイメージでいる方が行動しやすくなるのではないでしょうか。

現在の行動に工夫を取り入れながら未来に向かおう!

現在の行動に工夫を一つひとつ取り入れていけば自然に未来の形は変わっていくここまで後悔しないための夢と現実の折り合いのつけ方について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

夢と現実の折り合いのつけ方には次の3つ、

(1) 厳しい現実を受け入れる
(2) 理想が崩れた場合も想定する
(3) 理想にリンクした行動をとる

が考えられます。

現実を否定したい気持ちはどうしても出てくるものでありますが、現実と向き合うことは今後を生きるためには不可欠です。現在の積み重ねが未来となっていくのですから。

これからは夢を持つことのみならず、現在にも目を向け、現在の行動に工夫を取り入れながら未来を作り上げていってみてはいかがでしょうか?

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