『映画 ビリギャル』に学ぶ「迷いを断ち切る」方法とは?

人生の分かれ道で決断や判断に迷うことがあるあなたは人生の決め事に迷いが生じたら何をしますか?

一般的に、迷ったときには次の手段をとることが考えられます。

・占いで決める
・誰かに相談して決める
・迷ったままにする

しかし、実際にはいずれの方法も根本的な解決にはつながりにくいのではないでしょうか。

例えば、占い師や友人に「あなたは結婚を諦めた方がいい」と言われて納得できますか?

納得できませんよね。なぜなら、結婚のデメリットの面だけでなくメリットの面もあなた自身が無意識に感じ取っているからです。

そのため、最後には自分の判断で決めることが必要になってきます。

そこで、オススメの方法を紹介します! それは、

「自問自答」

です。この方法については、別の記事「占いを信じない人には朗報?人生のあらゆる悩みを解消する方法を紹介!」でも紹介しています。

今回は『映画 ビリギャル』の会話を活用しながら「自問自答」で迷いを断つ方法について紹介します。

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『映画 ビリギャル』の会話が役に立つ?

映画に出てくるセリフや心理から学べるものが多くて人生に役に立つ『映画 ビリギャル』は、小学4年生程度の学力の高校生が慶應大学に合格した実話をベースに映画化されたものです。この映画で特に面白いのは、主人公・工藤さやか(有村架純・演)と講師・坪田義孝(伊藤淳史・演)のやりとりです。

彼らのやりとりの何が面白いかと申しますと、さやかの非常識な発言を坪田が頭ごなしに否定せず受け止めた上で、さりげなく修正する方向に持っていくです。

この点が自問自答で活用できるのです。

『映画 ビリギャル』に学ぶ会話術とは?

『映画 ビリギャル』では次のようなやりとりがあります。

坪田:慶應の出題者の意図はどうやってわかる?

さやか:慶應の先生に電話する。

坪田:教えてくれると思う?

さやか:思わん。

坪田:じゃあ?

さやか:あっ、前に出た問題をやる?

二人:正解!イエーイ!(ハイタッチ)

あなたが「坪田」の立場なら、どのように「さやか」に接しますか?

一般的には、最初から「慶應の過去問で出題者の意図をつかむべきだ」と押しつけてしまうはずです。

それを坪田は

・「どうやってわかる?」
・「教えてくれると思う?」
・「じゃあ?」

質問でさやかに接し、自分の力で答えを見つけさせます。

ここでの重要なポイントは、

答えを教えず、自分で答えさせる

という点にあります。この点が、自問自答に活用できるのです。

『映画 ビリギャル』の会話を自問自答形にしてみると?

自問自答をして自分なりに納得のできる結論を見出す上記の会話を踏まえて、自問自答の形に換えてみると次のようになります。

自分A:慶應の出題者の意図はどうやってわかる?

自分B:慶應の先生に電話する。

自分A:教えてくれると思う?

自分B:思わん。

自分A:じゃあ?

自分B:あっ、前に出た問題をやる?

このように自分Aと自分Bの二人の自分に分けると、自問自答の形にすることができます。ここでの重要なポイントは、

自分を「質問する自分」「回答する自分」に分けること

にあります。

また、上記のやりとりを紙に書き出してみると整理しやすくなります。頭の中のモヤモヤは紙に書いてアウトプットすることが一番です。

日常生活の例で自問自答をしてみると?

では、日常生活の例で自問自答してみましょう。

例えば、あなたが長年勤めてきた会社をやめたいと思ったとしたら、どのような自問自答になるでしょうか。筆者が試しに自問自答してみたら、次のようになりました。

自分A:会社をやめたい。

自分B:なぜそう思うの?

自分A:仕事が面白くないから。

自分B:じゃあ、どんな仕事が面白いと思うの?

自分A:それは、これから探す。

この例では、自問自答の結果、「面白そうな仕事を探す」という結論に至りました。

自問自答ではなく、親や友人、同僚などに相談すると「やめてどうするの? 面白い仕事なんかないよ」と言われて引き留めにあう危険性が高いです。実際にそのように引き留められて渋々面白くない仕事を続けている人がほとんどと思われます。

相談相手も『映画 ビリギャル』の「坪田」のように講師やカウンセラーとして聞き役に徹することのできる人物であればいいのですが、そうでない場合は相談しない方がいいでしょう。

その点でも、自問自答の効果は高いと言えます。自分なりに納得できる答えを導き出すにはこのような自問自問が適しています。

なお、「質問する自分」を『映画 ビリギャル』の「坪田」に置き換えて

「坪田だったら、“○○は?”という質問をしてきそうだな」

と思って「質問する自分」に質問させるのもアリです。

根本思想:パスカルの『パンセ』

人生からの問いやヒントとなる著書この道具は、フランスの哲学者パスカルの『パンセ』にある考え方を根本思想としています。

「パンセ」は「思想」という意味を表し、パスカルが生前に著書を出版するために書き留めた記述です。パスカルの死後、彼の記述が遺族らによりまとめられて『パンセ』として刊行されたのです。

『パンセ』には次のような記述があります。

人間というのは概して、自分の頭で見つけた理由のほうが、他人の頭の中で発見された理由よりも、深く納得するものだ。(断章一○)

※引用元:『NHK 100分de名著 パンセ パスカル』(鹿島茂・著)17頁より

あなたはこの一文を読んで、心当たりがあるのではないでしょうか?

例えば、多くの人の提唱する「いい学校を出て、いい会社に入って、いい人と結婚をすることが幸せの条件である」という考え方がありますよね。実際に20年以上生きてみると、この思想に疑問を感じてくるはずです。

なぜなら、その条件に当てはまらない人でも幸せそうな人を見かけるからです。というより、そもそも「いい○○」の「いい」の定義が誰もわかりません。

世間で言われていることに疑問を感じたのであれば、それは立派な気づきで大切にするべきです。

勿論、他人の意見を参考に自分の人生を決めるのもいいですが、最終的には自分なりに納得できる理由を見つけておきたいものです。他人も自分も、各自一人分の人生しか歩むことができないのですから。

自分なりに納得のできる人生にしていこう!

自分の納得できる人生を歩んでいくと最高に自由と幸福を得られるものになるここまで『映画 ビリギャル』の会話を活用しながら「自問自答」で迷いを断つ方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

具体的には、

自分を「質問する自分」と「回答する自分」に分けること

により自問自答を進めていくことで自分なりに納得できる理由と結論を見出すことができます。

この自問自答の重要なポイントは、

・自分の感情を否定せずに受け止める

という点にあります。この「否定せずに受け止めること」こそ、まさに『映画 ビリギャル』の「坪田」の態度です。

「面白くない」と感じる思いは否定しようがありませんし、無理やり「面白い部分もある」と肯定しようとしても、結局納得できるものではありません。

そこで、「面白くない」と感じたならば

・「面白くする」
・「面白いことを見つける」

のいずれかしかないでしょう。そのヒントを得る手段の一つが「自問自答」というわけです。

もし、これから迷いが出てきたら、「質問する自分」と「回答する自分」を自分の中に登場させて「質問する自分」を『映画 ビリギャル』の坪田に見立てながら質疑応答してみてください。

なお、『映画 ビリギャル』元ネタの本については下記のサイトで購入できます。映画の方は、脚本が丁寧に作られていて、何度見ても飽きない作りになっています。それもそのはず、名作映画『いま、会いにゆきます』と同じ監督さんによるものですから。

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