「怒られるのが怖い」恐怖心を克服する考え方とは?

部下は上司に怒られるのを怖いと感じて恐怖心を抱えているあなたは、「怒られるのが怖い」と思うことはありませんか?

「怒られるのが怖い」と思う人は、よく次のセリフを発することが多いです。

「○○すると、あの人に怒られるから」

そして、これを基準に行動を決めていることが多いはずです。

しかし、次の基準を無視してしまっていないでしょうか?

「○○が足りないと、あの人に怒られる」

この見方については意識が向かず、いざ怒られたときに「あれ? この人はなぜ怒ったのだろうか」と疑問に思って理解できず、

・この人は今機嫌が悪い
・この人は怒りっぽい

と解釈しがちです。しかし、この解釈をすると脳が思考停止してしまい、次々にトラブルを引き起こすリスクが増えます。なぜなら、

自分のミスに気づきにくくなる → ミスが多くなる

という図式が成り立つからです。

そうならないために、今回の記事ではかの不足による他人の怒り」を回避するための方法について紹介します。

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何かの不足による他人の怒りの原因とは?

人は不快や不満があると怒りの感情を抱く人が怒る原因には、

・不満
・不快

の2点が考えられ、

・余計なこと
・何かの不足

により怒りを買う結果になることが多いです。

そこで、人は怒られないようにするために「余計なことをしないようにしよう!」意識をします。しかし、「何かの不足」の方については意識が薄いものです。

「何かの不足」には、次のものが挙げられます。

(1) 大目的の欠如

人は小目的のこと、例えば、目の前の仕事におけるミスについては気がつきやすいのですが、大目的のことについては意識しません。

大目的とは目の前の仕事だけでなく、「多くの人のニーズに応えるためにすべきことは何か?」という意識でもって日ごろ判断していくというものです。

この大目的が欠如すると小目的となり、

・「自分のため」
・「自分の所属している組織のため」

という意識になります。この意識をいくら内心にとどめようとしていても、他人とコミュニケーションをとる際に思わず表に出てしまうものです。すると、他人から見れば

「この人は自己中心的で不快です」

という反応をされ、状況次第では怒りを買う結果となります。

このことを図式に表すと、

大目的の欠如 → 自己中心的な言動 → 不快感 → 怒り

となります。

大目的の欠如によるトラブル例

大目的が欠如すると、例えば次のようなやりとりになります。

あなた:人手が足りないから手伝ってくれる?
同僚A:手伝っても給料が変わらないから断る。
あなた:そうか。だったら、Aには二度と頼まない!(怒)

人が困っているときに、同僚Aのような言動をとられると腹が立ちますよね。

同僚Aは明らかに自己中心的な態度で他人に不快感を与え、場合によっては怒りを買います。

ここで考えていただきたいのですが、仕事って給料がもらえるだけで充実するものなのでしょうか?

もし充実していないなら、それは大目的から外れたことによる結果と言えます。そのため、「大目的は何か」を確認することが望ましいものと考えられます。

(2) 客観性の不足

客観性が欠如するとコミュニケーションの障壁となって生活不便になる客観性の不足という点からも他人の怒りを買う結果になることも想定できます。

客観性とは「誰もが納得できること」でありますが、実際には「自分が納得できればそれでいい」という判断で人間関係において行動をとる傾向が大きいものです。

これも自己中心的な態度で、上記の「大目的の欠如」と同様に他人に不快感を与えます。実際にその態度により生じたトラブルがありましたので、その例を下記に紹介します。

客観性の欠如によるトラブル例

ある家電量販店でお客様が店員に対して「もう、この店では買わない!」と厳しい口調で言っているのを筆者は見かけました。

どのようなやりとりがされていたかと言うと、次のとおりです。

客A:すみません。8畳の部屋に、チラシに掲載されている「6畳~9畳用のエアコン」を入れたいのですが。

店員:8畳のお部屋なら「8畳~12畳用のエアコン」がオススメです。

客A:でも、チラシに「6畳~9畳」とあるから「6畳~9畳用のエアコン」は8畳の部屋でも使えるのではないですか?

店員:「6畳~9畳用のエアコン」を8畳のお部屋で使われますと、効きが悪い上に電気を消費しますし、長持ちしません。もって3~4年というところです。

客A:そうですか。でも、「6畳~9畳用のエアコン」を希望したいのですが。

店員:取付工事の際に「工事事業者に取り付けができない」と言われても知らないですよ。

客A:なぜあなたにそんなことを言われなければならないのですか。もういいです。他の店で買います!(怒)

あなたは、このやりとりから何が問題だと考えられますか?

このやりとりにおいて一番の問題として考えられるのは

「チラシの6畳~9畳」の説明がされていないこと

です。この説明がないので、いくら「「8畳~12畳用」がオススメ」と言われても、誰も納得できるわけがありません。誰も納得できない、つまり「客観性の欠如」により、トラブルにつながったと捉えることができます。

ちなみに、「チラシの6畳~9畳」は「木造住宅では6畳、鉄筋コンクリート造住宅では9畳」という意味を表し、消費者側から見れば紛らわしい表記となっています。

これは、字数を減らしてチラシの紙面に印字する範囲を小さくすることで、他に記載する情報のスペースを確保するために取られている方法と考えられます。

しかし、それは会社の都合でのものですし、誤解を招く表記の仕方はいかがなものでしょう。お客様ありきで会社があるのですから、この点は是非解消していただきたいものですね。

(3) 共感の欠如

共感の欠如という点からも他人の怒りを引き起こすことが想定されます。

上記の家電量販店でのトラブル例では、単に店員の説明不足だけが原因になったのではなく、お客様のニーズを無視していることも問題として捉えられます。

上記のやりとりを読むと、「8畳の部屋」に対する認識について店員とお客様との間でズレが生じていることがわかりますよね。このズレをそのままにして営業を進めると、お客様から

「この会社は高額なものを売りたいのか?」

と不審がられて当然ではないでしょうか。

少なくとも、この店員に必要だったのは

お客様の状況を詳しく聞き取ること

と考えられます。なぜなら、「8畳の部屋」と言っても、

・木造か否か
・日当たり具合
・空気の流れ具合

などにより、必ずしも「8畳相当」とは言い切れない面も想定でき、「木造住宅6畳用のエアコン」でも対応できる場合があるからです。実際に、メーカーの畳数目安よりも小さいエアコンで対応できるというユーザーの声も多くあります。

相手の話をよく聞くことで「共感」していけば、相手も「この人は私のことをよく理解しようとしているのだな」と思いますので、まず怒りが生じることは考えにくいです。

多くのニーズに応えて他人と一緒に喜ぼう!

多くのニーズに応える人になって喜びを幅広い世代でシェアするここまで「何かの不足による他人の怒り」を回避するための方法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

何かの不足による他人の怒りを回避するためには、

(1) 大目的
(2) 客観性
(3) 共感

の3点が重要であることについてご理解いただけたでしょうか。

この3点が重要であるということは、多くのニーズに応えることとほぼ等しいものと考えられます。

つまり、他人の怒りを回避するには、

多くのニーズに応える態度であれば、ほぼ足りる

ということが言えます。

他人の怒りに対して「それは少数派の意見ではないか?」と思ったとしても、少数派の意見とは限りません。なぜなら、怒りを我慢している人も大勢いるわけですから。

また、怒りと喜びは相入れない関係で、怒りを生じさせないためには喜びを与えることが重要です。

これからは、他人のニーズにたくさん応えて喜びにあふれる世界にしていきませんか?

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