怒りでカッとなる性格を治す道具

カッとなりやすく怒る動物あなたは、怒りでカッとなることがありますか?

・悪口を言われたとき
・命令されたとき
・無視されたとき
・邪魔をされたとき

などで腹の立つ場合が多いのではないでしょうか。腹が立った場合には、あなたはどうやって怒りの感情を処理しますか?

一般的に多い感情の処理の仕方には、

・大声を出す
・モノを投げる
・厳しい口調になる

などが挙げられます。しかし、その処理の後には人間関係がこじれますよね。

中には、それを気にしてその場では怒りを抑えて、別の場所で愚痴を言ったり、カラオケや飲酒などで発散する方もいらっしゃいます。しかし、この方法も一時的な手段に過ぎず、怒りのエネルギーは解消されないまま心の奥の方に蓄積されていくばかりです。

そこで、効果を発揮する道具を紹介します。それは、

「怒りの目的を確認する」

です。この道具を使うと、怒りの感情が発生しにくくなります。

では、「怒りの目的を確認する」という道具について詳しく紹介します。

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「怒りの目的を確認する」とは?

目的を確認するための分析や調査「怒りの目的を確認する」と言われると、「そもそも怒りに目的があるの?」って思いますよね。しかし、実のところ、怒りは目的があるからこそ生じるものなのです。

冒頭で述べました一般的に多い感情の処理の仕方には、「主張を押し通したい」というものを想起させます。このことから、怒りの目的とは「自分の主張を守ること」と言えますので、「怒りの目的を確認する」とは「自分の主張を守るメリットを確認する」ということになります。

「自分の主張を守るメリットを確認する」ことにより、相手の主張を受け入れるメリットの方が大きい場合に損をしなくて済むのです。「短気は損気」ということわざの言うとおりですね。

「自分の主張を守るメリット」が大きい場合は?

しかし、ここで一つ疑念が残りますよね。それは、「自分の主張を守るメリット」が大きい場合には相手の主張を受け入れにくいということです。

その場合は「誰の問題か」ということに注目すればいいのです。

早い者勝ち競争の例

早い者勝ち競争を例に考えてみましょう。例えば、あなたがイス取りゲームでイスを座られたとします。さて、この場合は「誰の問題」になるでしょうか?

正解は「誰の問題もありません」です。なぜなら、早い者勝ちというルールが設定してある以上は参加者はそのルールに従わなければならず、あなたが座ろうとしたイスに先に座った人がいれば、その人に文句を言う資格がありません。

悪口を言われた場合の例

今度は、悪口を言われた場合を例に考えてみましょう。例えば、あなたはAさんに「お前はとりえのないやつだな」と言われたとします、さて、この場合は「誰の問題」になるでしょうか?

正解は「Aさんの問題」です。なぜなら、Aさんのあなたに対する解釈はあくまでもAさんのものに過ぎず、あなたのものではないからです。したがって、あなたの問題ではない以上は、あなたはAさんの言葉に付き合う必要がありません。付き合う必要がないというのは、「あくまでAさんの解釈だ」と捉え、否定も肯定もしないということです。

逆にAさんの言葉に付き合ってしまえば、即「あなたの問題」に転じるので注意が必要です。

「あなたの問題」である場合とは?

上記では、問題の所在なしの場合とあなた以外の問題である場合について取り上げました。では、「あなたの問題」である場合とはどのようなものなのでしょうか?

それはズバリ、次の二つではないでしょうか。

・あなたの所有しているモノや権利が奪われた場合
・あなたの依頼(約束)をしたことが依頼(約束)どおりでなかった場合

前者の場合には所有の事実について証明すれば済みますし、後者の場合は埋め合わせを依頼すれば済むので、いずれにしても怒りは必要ありません。どうしても話し合いで解決ができないのなら、法律の専門家に相談するという方法もあります。

このことから、怒りを起こすより解決の道へ行動していく方が建設的で望ましいです。

怒りは百害あって一利なし?

血液の流れは身体全体を巡る怒りの身体への影響については、新六本木クリニックの内科医・田真茂医師によれば、次のように見解を示しています。

怒るということは脳が興奮状態にあり、攻撃モードになっていますから、交感神経が働きます。どう働くかと言うと、脳に血液や酸素を供給するために心臓の拍動を高め、心臓が送り出す血液量が増える、血管が収縮することで血圧が上昇するのです。
内科医に聞く。怒ると血圧が上がるのは本当?(マイナビウーマンの記事より引用)

つまり、怒りにより血液の量が増えるということですから、怒りで脳や心臓、血管の病気のリスクが生じるということです。脳や心臓、血管の病気には脳梗塞脳出血心不全血管破裂など様々な恐ろしいものがあります。

そのため、怒りは百害あって一利なしということには違いありません。

根本思想:心理学者アドラーの目的論

この道具は、心理学者アドラーの目的論という考え方を根本思想としています。アドラーと言えば、最近アドラー心理学に関する書籍が多く販売されるようになるほど注目を浴びている心理学者であり、テレビドラマ『嫌われる勇気』でも話題になりました。

アドラーの目的論とは「感情には特定の目的がある」という考え方です。ただし、あくまでも理論ですので、必ずしもそうであるとは限らないという点に注意が必要です。例えば、「雨が降ると、何となく暗い気分になる」という場合には、暗い気分にする目的が存在しませんよね。

そのため、感情の分析の手法の一つとして捉えるべきでしょう。

怒り以外の方法で解決の道を開いていこう!

周囲の考えと上手に付き合って楽しい人脈を構築していくここまで「怒りの目的を確認する」という道具について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

「怒りの目的を確認する」方法を図式にしてまとめると、次のとおりとなります。

(1) 「自分の主張を守るメリット」を確認する
→相手の主張のメリットが大きい場合 →相手の主張を受け入れる
→相手の主張のメリットが大きくない場合

(2) 「誰の問題か」を確認する
→自分の問題である場合 → 相手との協議(場合により法律相談を利用)
→自分以外の問題である場合 → 干渉しない

また、怒りは、血液の量を増やすことにより大きな病気へのリスクまで生じるので、百害あって一利なしです。

腹立たしいことが生じそうになったら、この記事を思い出して、「怒りの目的を確認」していただくと、怒りを起こすことが激減していくのではないでしょうか?その方が身体にもずっと健康的で望ましいですし、自然に良い方向に解決の道も開いていきますよ!

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